3年前のニュース: 福島第一原発の廃炉処理

October 27, 2014 – 9:30 am

3年前の今日(2011年10月27日(木))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

東京電力福島第一原発の1から4号機までの廃炉措置について内閣府原子力委員会は廃炉終了には30年以上要するとした報告書案をまとめました。福島原発では4機の廃炉措置を同時に進める必要があるため、スリーマイル事故やチェルノブィリ原発事故と比べ極めて困難な作業とされ報告書案では官民挙げたオールジャパン体制で進める必要があると強調しました。

廃炉の議論もいいけど、三年経った今も、汚染水の量が増え続けている。事故の後片付けは遅々として進まないというのが現実だ。
果たして三年前の見積もり「30年で廃炉」は可能な議論なのだろうか?
「30年以上」が、実は40年、50年以上でしたって話にならないことを願うのみ。

その他の原子力関連ニュース
原電東海二号炉で事故

茨城県東海村にある日本原子力発電の東海第二原発で圧力容器から格納容器への水漏れが発見され作業員が水をかぶる事故がありました。日本原子力発電によりますと水漏れはおよそ2時間半後にとめられ外部への放射性物質の漏れはなく水をかぶった作業員は内部被ばくもないということです。

当然のことながら事故をおこした原子炉は運転停止中のもの。
作業員が水をかぶったのはどこ?格納容器のなかで作業してたのかな?どうなんだろう。
話はそれるかもしれないが、東海二号炉の再稼働はご勘弁願いたい!

その他興味をもったニュース

厚生年金の支給開始時期引き上げ断念

厚生年金の支給開始を65歳から68歳に引き上げる案について小宮山厚生大臣は来年の通常国会への提出を断念しました。引き上げは社会保障と税の一体改革案に盛り込まれているため検討を行っていますが、小宮山大臣は68歳に上げることへのインパクトは大きく困るという声が沢山寄せられており来年の法案提出を断念しました。

年金問題が起きるといつも話題になるのが、財源問題。
財源問題解決に向け、聞こえてくるのは、増税の必要と支給開始時期の引き上げ。
3年前の民主党政権も、やはりこの問題については同様の路線だった。むしろ、自民党政権より酷かったのではというのが実感。年金問題を議論するときには、「国は、まず、約束を守るべし」というところからスタートすべきではないか。

つなみ警報

気象庁は巨大地震に伴うつなみ警報について改善案をまとめました。東日本大震災では岩手県や福島県で津波の高さを3メートルと予想発表しましたが実際はこれを上回る津波が到達、こうした情報が避難の遅れにつながったと指摘されており、改善案では第一報でつなみの予想規模を発表せず巨大な津波が生じ甚大な被害が生じるなどの内容としています。

つい最近おきた御嶽山の火山噴火についても、適切な警報があったら被害も避けられたのではということが議論されている。地震とかつなみにかぎらず自然災害に対する警報のありかたは難しい、というのが実感。
 


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