3年前のニュース: 東電福島第一原発 吉田昌郎所長が入院

November 29, 2014 – 9:02 am

3年前の今日(2011年11月29日(火))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

東京電力は福島第一原発で復旧作業の陣頭指揮をとってきた吉田昌郎所長が病気で入院したため来月1日付で所長を交代させると発表しました。東京電力はプライバシーを理由に病気の名前や被ばく線量は公表していませんが、病気と被ばくとの因果関係はないとしています。また東京電力は原発事故の賠償資金にあてるため保有するKDDI株およそ35万7千株を全て売却すると発表しました。売却額はおよそ1862億円でKDDI自らが買い取る予定です。このほか東京電力はグループのガス事業の中核会社の全ての保有株を56億円余りで売却したことも発表しました。

吉田所長が入院したのはこの時期だったのか、という感じ。
彼の指揮した事故対応についてはいろいろ議論されているところではある。しかし、私の個人的な感想では、立派な対応だったと思う。巨大なシステムの制御自体が人知を超えるもの、ということをまず考えるべき。
事故が一段落した後だったら何とでもいえる。しかし、事故が進展するさなかでは瞬間々々が経験したことのない新たな事象。そして命がけの対応だ。
絶対安全でない原子力発電所はもう止すべきだ。これが事故の教訓だ。

その他の原子力関連ニュース
伊達市に暫定基準値超えの米

福島県伊達市の一部の地域で収穫された米から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたことが分かりました。このうち9キロが伊達市内の直売所で既に販売されていて福島県によりますと暫定基準値を超える米が販売されたのは初めてということです。また伊達市に隣接する福島県大浪市においてもあらたに農家4戸で暫定基準値を超えた米が確認されています。

稲刈りは、通常、9月半ば。
収穫から既に2か月を超えた時点でやっと明らかになったコメの汚染。
この段階でやっとセシウムの汚染が確認されたというのは、収穫から流通に至る過程では、迅速に、食品の検査を行うことができなかったということ。想定しなかった事故のもとでは、検査作業は困難な作業なのだ、と思う。
直売所で販売される米は通常の流通ルートと異なる。複数の流通ルートが存在すること、これも汚染検査を難しくしている要因のひとつではないかと思う。
暫定基準値というのは一キロあたり500ベクレル。


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  2. Nov 30, 2014: 3年前のニュース: 放射性物質トリウム??? | Yama's Memorandum

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