3年前のニュース:福島原発事故で自主避難住民に一律八万円

December 7, 2014 – 10:15 am

3年前の今日(2011年12月7日(水)放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

政府は福島原発事故で自主避難した住民に一律八万円、妊婦や子どもに対しては40万円支払うとする指針を取りまとめました。同じ区域で避難しなかった住民にも同じ額が支払われます。これは事故による精神的損害と避難で増加した生活費などを合わせた一律の賠償額です。賠償の対象はおよそ150万人にのぼり総額二千億円規模になる見通しです。

このニュースに該当する報道をWeb上で探してみると日経(Web刊)の3年前の12月5日付に「原発自主避難の賠償範囲、福島の23市町村に 総額は約2000億円 文科省審査会」というのがある。この日経の記事にも書かれていることであるが、ここに示された補償額の算定基準が何を根拠にしているのかよく分からない、曖昧との印象はぬぐえない。
とりあえずなんらかの形で補償金の支払いをしておかねばというところだろう。

その他の原子力関連ニュース

粉ミルクが放射能汚染

食品大手の明治は粉ミルク明治ステップ850グラム缶から国の暫定基準値は下回るものの最大で1キロあたり30.8ベクレルの放射性セシウムが検出されたとして対象商品40万缶の無償交換を行うと発表しました。原因は製造工程で原料を乾燥させた際、大気中の放射性物質を取り込んだ可能性があるとしています。

粉ミルクが、製造過程で放射能汚染したというのには、こんな被ばくパスが存在するのか、と驚いたものだ。
そのあたり、我がブログでもこの話題について議論している( 「粉ミルクからセシウム検出」の報道で考えたこと

汚染水処理施設から水漏れ

福島第一原発の汚染水処理施設から150リットルの水漏れがあった問題で東京電力はストロンチウムなど260億ベクレルが海に流出したと発表しました。ただ海で薄められるため人体への影響はほとんどないと説明しています。しかしこの事故の影響で冷温停止状態の発表時期に影響がでる可能性もあるということです。


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