PET/CT 検査を受けた - PET/CT画像の撮影は許されない?-

July 17, 2024 – 4:28 pm

4年前(2020年7月)に再燃したリンパ腫は、幸い、寛解状態を維持している。

リンパ腫を患っていることを意識しないで生活しているのだが、3か月に一度は定期診断のときだけは、多少、その結果は気になる。結果がどうなっていようとも、追加的な治療を受けるつもりはないが、寛解状態が維持されていることを知ることはうれしい。

いつもは、血液検査をして状態を知る程度ではあるが、1週間前にPET/CT検査を受け、昨日、検査結果を聞いた。結論は、実に簡単で、「リンパ腫の病変は認められない」というもので、寛解状態が継続しているということで、ひとまず安心。

医師は、評価結果を述べるだけで、PET/CT画像を見ながらの説明をしてくれなかったので、画像をスクリーン上で見せてくれるようにお願いし、一応、自分でも問題ないことを確認した。寛解状態を維持しているとはいうものの、20年近くリンパ腫についての知識は蓄積しているので、医者と同等程度の知見を持っているとの自負がある。

そこで、スクリーン上のPET/CT画像をスマホで撮影したい旨お願いしたが、残念なことに、病院の規則上、撮影は断られた。担当医師は、「私では、撮影することを認めるかどうかは判断できない」とし、病院の外事課なるところに問い合わせた結果、撮影を認めないということになったようだ。

PET/CTの検査をするには一回あたり医療保険込みで10万円程度の費用を要する。私の場合、後期高齢者で、所得が低い層にあることから1割負担ということで、約1万円を支払ったものだ。得られた画像データは、カルテに記録されるだけで、私の手元に、そのデータを所有することには何の問題もないはずだ。

それなりの費用を負担し、撮影された画像データを、入手することを許さないというのはアンフェアだと思うのは私だけか。

医者・病院の言い分としては、患者は、医者の判断に従えばいいと考えているかもしれないが、患者は自分の状態を自分なりに把握、判断することは、当然の権利としてあるように思う。PET/CT画像を担当医師以外の専門家・医師に診てもらうことだって許されていいはずだ。

話は、少し飛んでしまうが、この暮れにも、健康保険証がマイナ保険証に一本化されるという話を聞く。マイナ保険証への移行を一歩進めて、患者本人が認めれば、病院間で患者のカルテ・医療データが共有化することができるはずだ。患者を特定の病院のなかに閉じ込めたかたちで診断・治療をすることがなくなるように思う。お医者さんあるいは特定の病院が患者の状態を「完全に」「誤りなく」判断できるはずはない。

医師・病院の閉鎖的な体質があるとすれば、患者にとっては不愉快な話と思う次第。
 


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