Tag Archeve for the ‘原子力’ Category



ドイツの電力は輸出超過!

Monday, February 20th, 2012

ついさっき、毎日.jpの記事「ドイツ:脱原発でも電力輸出超過 再生エネルギー増加で」なる記事を見た。飯田哲也の話しのなかでドイツの再生エネルギーへの取り組みについて注目はしてたけど、これは凄いニュースだ。右図は、この記事に掲げられていたドイツの電力収支量だ。飯田哲也の話、どうかななんて思ってたけどひょっとしたらかなり実効的なのかもしれない。メモしておいた。 (続きを読む)



飯田哲也著「エネルギー進化論」を読んでみた

Saturday, February 18th, 2012

本書の「あとがき」の終わりのほうに「本書は、5月初旬に2週にわって行った講演録をもとに、新書に再構成したものです」とされ、「2011年11月11日 横浜の自宅にて」となっている。
3.11の大地震、そして福島第一の大事故の発生は、我々に、原子力に代わる自然エネルギーの可能性について考えさせた。そして、自然エネルギー推進のチャンピオンである本書の著者の見解に耳を傾けさせた。本書は、著者が3.11以降述べてきた自然エネルギーを普及の(政策的な)道筋をまとめたものとして興味深い著作、と思い読んでみた。 (続きを読む)



武谷三男編 「原子力発電」を読んでみた

Thursday, November 24th, 2011

 放射線への被曝を安全か危険かを判断するうえで、法的な基準値あるいは「許容線量」が重要な役割をおっている。この基準値、「許容線量」がどのように考えられ、設定されたかということについては、なかなか難しい問題が含まれている。特に、健康影響がすぐには現われない低線量域の被曝についてどのように考えるべきかは簡単ではない。

 最近、近所の公立図書館で武谷三男編の「原子力発電」を見つけ、借りてきた。このなかに、許容線量の歴史的な変化についての資料があった。なるほどと思わせるものだった。メモしておいた。 (続きを読む)



山本義隆著 「福島の原発事故をめぐって」を読んでみた

Sunday, November 6th, 2011

本書は、福島第一原発事故を私なりに考えてゆくうえで、読んでみたいと思っていた本のひとつだ。
著者、山本義隆は、私の世代から見れば、元東大全共闘委員長ということで知られている。現在は、科学史の研究をしているということのようだ。その著作を、近所の公営図書館で、めくってみたことがある。
本書の感想をひとことでいうなら、山本義隆の科学技術のもたらす未来への悲観主義的な立場にある種の驚きをおぼえる。
本書の論調、私にとっては全面的に受け入れられるという性格のものではないが、「反原子力」「脱原子力」を標榜する立場のひとつの典型として、この書を読むことに意味があると思う。主要な論点と思った部分をメモしておいた。 (続きを読む)



宮台信司×飯田哲也 共著 「原発社会からの離脱」を読んでみた

Wednesday, October 26th, 2011

3.11を経験した今、「原子力」とどのように関りを持って行けばいいのか? 自然エネルギーは、原子力に代わるエネルギー源と考えていいのか? 思いを巡らしているところだ。

ヒントになれば、ということで「自然エネルギー利用」のチャンピオン飯田哲也の書いたものを読んでみることにした。 (続きを読む)