Scientific Linux7.2 でのサーバ更新が一段落
November 19, 2016 – 10:21 amほぼ1か月前からScientific Linux7.2(RHEL7.2クローン)へのアップグレード作業を行っていたが、やっとめどがたった。これで、ほぼ休止状態だった本ブログへの投稿も再開できる。
今回の更新作業、5年前の「Scientific Linux6.1で自宅サーバ再構築」以来の久しぶりの本格的な更新ということもあり、かなりの時間を費やすことになった。
PCサーバの増設:
更新作業にあたっては、PCサーバを増設し、この増設PCサーバ上にScientific Linux7.2をインストールした。この増設サーバでは、Apache, PHP、MySQL、Postfixなどの基本ソフトについても最新バージョンのものをインストール、動作させた。また、従来のサーバ上のデータをこの増設PC上に移行した。
一連のScientific Linux7.2のインストール作業は、増設PCサーバ上で行なうことにより、これまで動作していたサーバ・サービスを休止せず、継続的にサーバ機能を活用できるよう配慮した。
従来用いてきたPCサーバは、今回増設したサーバの動作開始に伴い一時的に停止させ、増設サーバの複製版をこのうえに作成する予定だ。システムの複製版を作ることにより、障害発生時の対応などが容易になることが期待できる。
Scientific Linux7:
Scientific Linux7(RHEL7クローン)は、既に2年前にはreleaseされていた。6.x系に対し大幅に改訂され、システムまわりのコマンドなども、ほぼ全面的に変更されている。Linuxの姿が変わったといえる。
6.x系から7.x系に改訂されたことでサーバ運用上の変化があると考えられるが、徐々に身に着けて行くしかないというのが偽らざる気持ちだ。
7.xのインストール作業を始めると、まず、NICの名称が従来用いていたようなeth0といったものでなく目にしたこともないenp8s0などがでてくるときには驚いた。一時が万事で、システム周りの変化は半端ではない。心して対応しないとケガをしそうだ。
今後の予定・計画:
上述したことでもあるが、これまで使用していたPC(物理)サーバのメンテナンス、部品の交換などを行った後、このうえで今回実施した一連のScientific Linux7.2インストール作業を、再度、行う。
この作業の中でインストール作業などの技術的詳細についてまとめ、今後のサーバ運用に役立てたい。