パリ旅行印象記(その1) ―航空運賃が安くなった!―

January 25, 2013 – 1:42 pm

  出発地:東京国際空港(羽田)

  出発地:東京国際空港(羽田)

 今回のパリへの旅行、往復の航空運賃がTAXなど込みでひとりあたり約10万4千円であった。この航空運賃、旅行業者が売り出す格安航空券ではなく、日本航空とかエールフランスといった航空会社自身が売り出した航空券の運賃なのだ。こんな航空運賃でヨーロッパに行けるなんて知らなかった。

 ただ、この航空運賃、ネットで予約したのだが、往路、帰路について選択する日付で大きく変わる。また、ネット予約では、「eチケット」という発券になり、数年前に慣れ親しんだ旅程全部のまとめた航空券ではなくなっているのには驚いた。

 航空券の予約、「eチケット」についての経験をメモしておいた。

ネット上でフライトを予約: 航空運賃は行き先だけでなく、出発日/帰還日、航空券の予約日によって変わる。その変わりかた、数パーセントの違いというのではなく、2倍、3倍で違ってくるということを知った。正規の航空運賃があるのだろうか、という疑問すらでてくる。

 いかに航空運賃に幅があるかということを実際の予約サイトの例で見てみよう。東京―パリの直行便について、1月末出発、2月半ば帰還で運賃を調べた例が下図、対象としたサイトはエール・フランスの予約サイトだ。

航空運賃検索結果

 検索の対象とした期間では、往路便として1月29日のフライトを、そして復路便として2月12日を選択すると、最安値の往復航空運賃が37,000円となっている。この運賃だけを見るとひっくり返ってしまう。しかし、この料金については注意が必要。下部に「Taxes等は、ご旅程により異なります。Taxes(燃油特別付加運賃を含む)はおよそ57,320円です。」との記載がある。ということで、我々が支払わなくてはならない航空運賃はトータルで94,320円ということになる。

 これで、往路復路をうまく選択すれば、東京―パリ間の往復の航空運賃を10万円以下にすることが理解できるだろう。ただ、日付が少し違うと、この料金とんでもなく変化する。例えば、ここで復路を2月16日とすると、復路分の航空運賃(Taxes抜き)が18,500円から266,500円に跳ね上がる。

 旅行日程に「余裕」さえあれば、特に我々のような年金生活者にとっては、格安の航空運賃でヨーロッパ旅行が楽しめるといえるのではないだろうか?ま、航空運賃だけに注目しての話ではあるのだが・・。

e-チケット: ネットで予約した航空券。数年前と同じように、旅程全ての航空券の綴りが送られてくるのではと思っていたら、e-チケットなる仕組みになっていた。この仕組み、予約と支払が終了すると、チケットが発行され、これが航空会社に電子的に保管されるもののようだ。

 eチケット発行時に発行される「eチケットお客様控」なるドキュメントをプリントアウトし、これを搭乗手続き時にパスポートと一緒に提示することにより、チェックインすることができる。旧来の航空券に慣れ親しんだものにとっては、なんともこころもとない仕組みではあるが、チェックインカウンターのお姉さんの説明では、パスポートさえ持っていればチェックインできますよ、とのことであった。

 今回の旅行で発行された「e-チケットお客様控え」は、次のようなもの:
e-chicket

おまけ: 当然のことながら、エコノミークラスの旅行であった。エコノミークラスでの旅行は、どうしても窮屈、長時間のフライト、体に応える。

 ところが、だ。復路のパリから東京の便は、幸運にも、「スーパーエコノミー」の席に乗せていただいた。どうも、エコノミークラスが団体客で混んでいたようだ。個人で予約すると、こんな良いこともあるのかも、なんて思ったりした。

 ひとこと、日本航空さんありがとうございました。


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