パリ旅行印象記(その4)-街角のトイレ事情―
February 24, 2013 – 10:05 am あまりきれいな話ではないが、私のように歳をとってくると、どうしてもトイレが近くなる。旅行中トイレをさがすことに苦労してしまう。今回の旅行でも、いろいろ苦労させられた。ということで、トイレ事情からパリをながめるのも面白いということで、多少の経験をメモしておいた。
パリの街角にある公衆トイレ: 右の写真は、街角に設置されている巨大な公衆トイレだ。30年前、私がパリに住んでいたころにも公衆トイレがあったが、その頃とは、場所は同じだが、違ったデザインのものになっていた。写真でわかるように、グレーのグロテスクな形をしている。
このトイレがどんなものなのか、興味津々、一度だけ使ってみた。ボタンを押すとドアが開き、かなり大きな空間のなかに小さな便器がひとつ置かれている。男性が用を足すのにはいいのだが、女性には不親切な感じになっている、との印象。
用を足し外にでて自動的にドアが閉まると、トイレ全体を「洗浄」するために多量の水が流されている(ようだ)。大きな音がする。これに結構時間がかかる。「洗浄」が終了するまで次のひとは使えない。なんとも非効率なトイレだ。衛生上の観点からパリで公衆トイレを設置すると、こういうことになるのか、なんて思ったりもした。
旅行者にはあまり勧められない。30年前は、もう少し使いやすいと思ったのだが・・・・
CAFÉのトイレ: パリで一番安心して用をたすことができるのは、CAFÉのトイレだろう。CAFÉは、パリの街角、どこにでもある。
きれいか、衛生的か、と聞かれても、お店ごとに異なると思うくらいの答えしかできない。30年前の記憶と重ね合わせてみると、昔より改善されているのではないか、と思ったりもした。定かではないのではあるが・・。
無断で使用するのは気が引けると思うなら、コーヒーの一杯でも頼めばよい。コーヒーを飲むのは、たったままカウンター前にしたほうがよい。席につくとかなり高くなる。ちなみに「立ち飲み」のコーヒーは、1.2ユーロくらいだったと記憶する。
モンマルトルの公衆トイレ: モンマルトルの例のテルトル広場に「トイレはこちら」と書いた標識がでている。我が娘、標識目指してトイレにでかけたのはいいが、なかなか帰ってこない。どうも混んでいたようだ。有名な観光地の公衆トイレだ。当然のことだろう。
娘の話では、ここのトイレ、「有料」のようだった。「有料」なのではあるが、料金は特には決まっておらず、利用者の志次第といったもののよう。寺院が設置しているトイレらしくて笑ってしまった。
デパートのトイレ: 高級デパートで有名なPrinempsのトイレは有料だ。混んでないし、「美しい」、さすがプランタンと思うのであるが、なんと、1.5ユーロ徴収された。高いか、安いか、料金についてはなんともいえないが、この料金、トイレのなかでは最高ではないか、と思った次第。
混雑したエリアで無料にしたら、買い物もしない利用者であふれるのかもしれない。高額な利用料を徴収するのは、そういう意味があるのだろう。
Printempsの隣のGaleries Lafayetteのトイレは無料だ。デパートの格の違いがトイレの利用料に反映していると思うと、笑ってしまう。プランタンのトイレは空いていたが、ラファイエットのは混雑していた。やはり無料ということなのだろう。
因みに、パリ市庁舎のとなりにあるデパートBazar de l’Hotel de Ville は最上階に無料のトイレがある。カンティーヌと同じ階にあるので、一休みするのにいいのかもしれない。
なんともしまらない印象記になってしまった。
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