パリ旅行印象記(その3) ―CAFEも禁煙―
February 13, 2013 – 12:16 pm私にとって、パリでの楽しみのひとつに、CAFEでコーヒーをすすりながらタバコを一服というのがあった。パリでタバコを売っているのはTABAC(「タバ」と発音)である(と少なくとも個人的には理解していた)。そのTABAC、普通、CAFEのなかにあった。CAFEと喫煙は切り離すことのできないものだったのだ。
CAFEも禁煙! ところが、である。今回の旅行でびっくりしたことのひとつに、CAFEも含めて公共の建物のなかでの喫煙が禁止されていたことがある。実に、CAFEでの喫煙の楽しみがなくなってしまっていたのだ。CAFEでの喫煙がすべてできなくなったか、といえばそうでもない。屋外のテラスでの喫煙は容認されているようである。しかし、カウンターの前で、コーヒーすすりながら煙草を吸う楽しみはもうなくなってしまっている。実に残念なことである。
フランスのタバコ屋さんTABACは、CAFEのなかにあるのが普通だった(CAFEと分離されたTABACを、今回、見かけたのではあるが・・・)。TABACはCAFEとは切り離すことのできない存在であったのである。タバコを買って、ついでにコーヒーをすすりながら煙草を一服というのが喫煙の習慣を持つものにとっては当然のことだった。タバコを一服できないCAFEなんてのは喫煙者にとっては、その役割を半分以上失ってしまったと言ってよい。
CAFE存続の危機?: パリというか、フランスの代表的な風景のひとつにCAFEがあると思っていたが、そのCAFEが存続の危機を迎えていると思ってしまったのだ。多少、言い過ぎなのかもしれないが、少なくとも私にはそう思える。
我が国でも、ここ数年で、公共の場での禁煙は普通のことのように受け入れられてきている。しかし、分煙なんてかたちで、まだまだ建物のなかでの喫煙を容認されているのが実情だ。分煙なんていわないで、すっぱり禁煙としたフランスは潔いというべきかもしれない。時代の流れといえば、そうかもしれない。
私自身、このブログに書いたように、約2年くらい前から禁煙している。喫煙は悪しき習慣ということで、フランスの禁煙措置を歓迎すべきかもしれない。しかし、なんとも、CAFEの存続の危機を考えるとちょっと淋しい感じもしなくもない。
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