ダイナミックプライシング(変動料金制)への対処で冷や汗
September 19, 2025 – 5:12 pmひと月以上先のヨーロッパ行き航空券の予約・購入でいままでにない経験をした。
ネット上のチケット予約センターで、ヨーロッパ行きのビジネスクラスの航空券二人分を予約しようとした際、最初に提示された料金は約170万円だった。この料金で予約をしよとしたところ、支払いをしよとしたクレジットカードが「受付けを拒否」された。受付拒否の理由は明らかではなかったが、高額の支払いということでカードの支払い上限額を超えるなどの理由だったのかもしれない。
別のクレジットカードを準備し、最初から予約の手続きをすると、驚くことに約220万円の料金が提示された。実に、わずか数分後に提示された料金は、最初のものに比べ50万円以上高くなっていた。ひとまず、支払い手続きを停止し、コールセンターに対し、こうした事態が発生することは普通なのかと問い合わせてみた。「こうした料金の変動はあります。10秒間程度の間で変動することは普通です」との返答。
どうやら、ダイナミックプライシング(変動料金制)の洗礼を受けたようだ。提示される料金は、なんらかのアルゴリズムに基づいて決め、提示されている。この仕組み自体は理解することはできるが、私のような老人の理解できる「商習慣」からは著しく乖離したものだ。ひとまず、時間をおいて頭を冷やすことにした。
それから、数時間後、あらためて航空券の予約手続きを再開した。驚くことに、提示された料金は、一番最初の約170万円に戻っていた。
その後、クレジットカードの支払い条件などを確認したのち、無事、当初考えていた条件で予約・購入することができた。
それにしても、提示される料金が大きく変化する事態、どうしても納得できるものではない。ましてや、数時間をおいて予約手続きを行うと、もとの料金に戻っているというような状態、ダイナミックプライシングのアルゴリズム上の「バグ」「不備」としか言いようがない。
非常識な料金を提示するシステム、航空会社の経営者たちはこうした事態が発生していることを把握しているのだろうか?極端な言い方をすると、「詐欺集団」の行為を似通っていると言わざるを得ない。
「消費者センター」に通報するとか、航空会社の相談センターに苦情を持ち込むのもいいのかもしれない。
考えてみよう。