我が家でもIPv6によるインターネット接続が可能になった

April 29, 2017 – 12:20 pm

我が家でもIPv6アドレスによるインターネット接続ができるようになった。

約2週間前、我が家が契約しているISPのひとつ、Asahi-netが「IPv6接続機能」の提供を開始し、従来のIPv4アドレスに加えてIPv6アドレスでもインターネットへの接続が可能になった。私も、早速、手続きをしたところだ。

IPv6アドレスの使用開始にともない我が家のネットワーク構成をより適切なものにしなければならないと思っているところだが、私にとって、不明なところも多い。試行錯誤しているところだ。

IPv6アドレスの導入のため行った手続きとか、設定変更作業などについて、とりあえずのメモを作っておいた。

IPv6導入前の我が家のネットワーク構成(IPv4での構成)
我が家ではNTT東日本のフレッツ光ネクストを契約し、この契約のもとで、インターネット接続と光電話のサービスを受けている。

右図にIPv6接続機能を導入する前の我が家のネットワーク構成の概略を示している。

ここでは、インターネットへの接続にするため、NTTフレッツのマルチセッション機能を利用し、ふたつのISP、OCNとAsahi-netの同時接続をしている。

OCNプロバイダへの接続は光電話対応ルータ(NTT提供:PR-S300SE)を、そしてAsahi-Netへの接続は、ブロードバンドルータ(Buffalo: BBR-4HG)を経由し、PPPoE接続をしている

Ashahi-netとは、固定IPアドレスオプションで契約し固定のグローバルIPアドレス(IPv4)でインターネット接続を可能にしている。固定のグローバルIPアドレスを経由して自宅サーバを運用している。

Asahi-netの「Ipv6接続機能」の提供を受ける
昨年の暮れ、Asahi-netが「フレッツ光ネクスト」におけるIPv6接続サービスを提供するVNE(Virtual Network Enabler)に参入した。これにより、我が家のようにAsahi-netの契約者はIPoE方式でIPv6接続サービスを受けることが可能になった。

Asahi-net契約者が、IPv6接続サービスを受けるには、あらかじめNTTの「フレッツV6オプション」を契約しておくことが必要だが、光電話に利用している光電話ルータがあれば、それ以外は、特別な機器を必要としない。

NTTの「お客さまID]を用いてAsahi-netにIPv6サービスを申し込めば、30分後には、「お客様ID」に対応した光回線にIPv6のPrefixが割り振られ、IPv6アドレスによりインターネットへの接続が可能になる。

Asahi-netの提供するIPoE方式によるIPv6接続サービスにおいては、フレッツ光ネクストの契約者個々が使用する光回線にIPv6のPrefixが割り振られ、光電話ルータ配下のネットワーク機器個々にインタフェースIDが割り振られる。ネットワーク機器に割り振られるインタフェースIDは、デフォルトでは、MACアドレスと対応している。

前項に、IPv6導入前の我が家のネットワーク構成図を示したが、このなかでAsahi-netに対し、IPv4固定アドレスによる接続のためにブロードバンドルータ(Buffalo BBR-4HG)を使用している。このBBR-4HG配下にはPCサーバを配置しているが、このPCサーバがIPv6アドレスでインターネット接続可能とするには、このBBR-4HGに対し「IPv6パススルー」とする必要がある。
   


Post a Comment