ポルトガル旅行 2017 (帰国後感想編8) TGVでパリ・コルマール往復

November 8, 2017 – 3:23 pm

ポルトガル旅行の感想というシリーズなのに「TGVでパリ・コルマール往復」というのが紛れ込むのは奇妙ではある。ポルトガルの旅行を終えたところで古くからの友人を訪ねてフランスに5日間にわたって滞在したので、その時の話、ついでに、ここで書くことにしたのだ。

フランスでは、訪ねた友人が1泊2日のドイツとの国境に近い街コルマールへの旅に招待してくれた。パリからコルマールの間の往復はフランスの高速鉄道TGVを利用した。

私にとって、TGVに乗車するのは初めての体験だった。

実は、私、もう何年も新幹線に乗ったことがない。最後に乗ったのは、たしか20年くらい前に名古屋から東京までだったように思う。乗車したのは、導入間もなくで最速の「のぞみ」だった筈だ。揺れがかなり激しかったように記憶している。

日仏の高速鉄道の比較は別にして、フランスのTGVは、とても乗り心地が良く、快適だったということだけは確かだった。ヨーロッパを旅行しようと計画するときはTGVの旅がをお勧めだ。ただ、旅客運賃はそれなりということはある。それを別にすれば、だ。

右の写真は、車内ディスプレィに表示されていたスピードメータを撮ったもの。315km/hとなっている。営業運転ということを考えると、かなりの速度だが、揺れはそんなにはなかったように記憶している。

我々が載った車両は2階だてだった。2階席に乗った。車窓には、どこまでも続く美しい広大な緑が広がっていた。フランスが大農業国であることを思い知らされる。

あとで考えると、TGVは全車両2階なのだったような気がする。定かではないのだが。

席は日本の新幹線が通路を挟んで二人掛けと三人掛けなのに対して、TGVは二人掛けだった。それに、対面に座る席の一部は中央にテーブルがあった。それともうひとつ、旅行用鞄を置く場所が確保されて、大きなスーツケースを抱えた旅行にも配慮されているように思えた。

フランスの高速鉄道TGVのほうが日本の新幹線より優れているのかもしれない、と思ったりもした。

もうひとつ、TGVで感心したのは、車内のWiFi通信環境だ。ポルトガルでは、SIMカードを購入していたので必要を感じなかったが、フランスでは、スマホを使うときには、WiFiを頼りにしていた。

TGVの車内では、WiFiにアクセスしようとすると、乗車券に記載されている6文字のIDと予約時に申告した乗客の名前を入力することが求められる。これが完了するとWiFiに接続できる。総じて、車内でのWiFino通信品質は良かったように思う。

日本の新幹線でも、おそらく、Wifiに接続が可能だと思うのだが、定かではない。どうなんだろう?
  


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