気になったニュース: かんぽ生命の不利益販売

June 28, 2019 – 12:05 pm

日経(6/28日付朝刊)に「かんぽ生命、1.9万件乗り換えできず」という記事をみかけた。とても信じられない話。極端な言い方になるかもしれないが、詐欺まがいの保険の販売方法なのではと思った。この記事のリード文を以下、転載:

かんぽ生命保険は27日、顧客が新しい保険契約に乗り換えできずに不利益を受けた事例が約1万9千件にのぼると発表した。販売が適切だったかを調べたうえで、問題があれば旧契約に戻す救済策を取る。同社では旧契約を解約した後に新契約を結ぶことが多い。健康状態によっては新契約を結べずに保険のない状態になった顧客らに対応する。募集方法も見直す。


やはり(生命)保険の乗り換えは不利なんだというのが私の第一印象。かんぽに限らず、生命保険には、かなりの頻度で、新しい商品が生まれる。長期にわたって契約していた保険の内容も世の中が変化すると考えなおす必要になるのは当然といえば当然だ。しかし、古い保険商品から新しいものに乗り換えるとなると、補償内容、保険支払金などについて慎重に考えなくてはならない。仕組みが複雑なこともあり、私の場合、(生命)保険の乗り換えは、基本、やらないことに決めている。被保険者にとっては、新商品は不利益という認識があるからだ。

それにしても、新しい契約を結ぶ際に、その契約の締結条件を満たしているかどうかわからない時点で、旧契約を解約するというのは滅茶苦茶な話だ。保険代理店というか、乗り換えをすすめるかんぽの無責任さには驚いてしまう。

民営化されたとはいえ、お役所仕事のなごりがいまだ残っているというのが実態というような印象だ。


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