気になったニュース: YahooとLINEが経営統合を正式合意
November 19, 2019 – 11:31 amYahooとLINEが統合するという。昨日の夕方には、両社合同で発表され、私もネット上で発表の場面をLIVEで見た。
この統合について、今朝(11/19)の「森本毅郎 スタンバイ!」(TBSラジオ)のニュースズームアップでも報じていた。以下転載:
YahooとLINEは、昨日、経営統合で合意したと正式に発表し、統合後はAI人工知能分野などに毎年1,000億円規模を投資する方針を明らかにしました。因みにアメリカの巨大ITは年間1兆円から3兆円規模を投資しています。
このニュースに対する第一印象:
私の第一印象は、最近のスマホ決済のチキンレースで両社とも限界に近づいたな、ということ。YahooとLINEが夫々運営しているスマホ決済サービス PayPayとLINEPayの過当な「還元」サービスが限界に近づいたとの印象をうける。
ここらで手を打たないと、両社共倒れというところに近づいているのではと思うのだ。
ふたつが統合することで、このチキンレースは一応の終止符が打たれることになるだろう。
ただ、この2社だけが過当な「還元」サービスを終えても、他のスマホ決済サービスとの闘いが続くことが予想される。まだまだこの業界の行く先はわからないというのが実態なのではと思う。そうはいうものの、業界再編のはじまりとして捉えるべきニュースだと思う。
通信アプリとしてのLINEについて:
私自身、通信アプリLINEのユーザーのひとりだ。家族間の通信にしか使用していないが、とても便利なツールとして活用している。
我が国では、ユーザが7千万にものぼり、通信アプリといえばLINEという感じになっている。
ただ、我が国と東南アジアの一部を除くと、マイナーな存在。特に、4,5年前にFacebookが傘下に収めたWhatsappが、世界的には、シェア一位となっている。
LINEとWhatsappを比較してみると、どちらかというとWhatsappのほうが使いやすいというのが個人的な印象。LINEは、Whatsappに比べて、「機能満載」でうるさすぎという印象だ。通信アプリとしてのLINEの寿命もそんなに長くはないような気がする。
LINEPayの印象:
スマホ決済アプリとしてのLINE、LINE Payをかなりの頻度で使っている。
ただ、私の場合、スマホ決済というより、むしろJCBのプリペィドカードとしてのLINEカードの使用が主。スマホの役割は、支払いの都度行う銀行からLINEカードへのチャージを行うという場面だけだ。JCBカードが使える店舗が、スマホ決済で支払えるより多いというのがひとつの理由だ。
私の理解では、LINEPayを除くと、JCB、VISAといった大手クレジットカード会社のプリペィドカードを使う仕組みをもつものはないのではないか、と思うが、どうだろう。
ただ、この仕組みも、「還元」ポイントという特典がなくなったら銀行のデビットカードを使用することで十分なものと思う。そろそろ、メガバンクの反撃がはじまるのではないかと予想しているがどうだろう。
結局YahooがLINEを吸収?:
とりとめのない感想だけを書いているが、最後に、私の偏見に満ちた感想を書いておく。
なんのことはない、今回の統合騒ぎ、結局はYahooがLINEを呑み込んだということに過ぎないのではないか、と思う。数カ月前に、アスクルそしてZOZOがYahooに呑み込まれたというニュースがあったが、同じようにYahooがLINEも呑み込んでしまったいうことに尽きるのではないか、と思う。
AI人工知能への投資なんて話があるようだが、よく分からないというのが正直な感想。