LINEPay で銀行振り込みが可能に!!

December 11, 2019 – 10:06 am

日経朝刊(12月9日版)に「LINEペイ 銀行振り込み対応」との記事がでていた。

これまでもLINEと提携する銀行口座とLINE Payとの間で入出金が可能だったが、今回の発表は、任意(?)の銀行口座への振込みが可能になるとのことだ。LINEのサービスの枠が広がったのに感心した。

日経記事のリード文は以下(転載):

LINEは9日、スマートフォン決済「LINEペイ」で、個人や企業の銀行口座に振り込みができるサービスを始めた。相手の口座番号がわからなくても、名前と、電話番号かメールアドレスがわかれば可能だ。決済アプリで銀行口座に振り込める機能は初めてとしている。

LINEPayからの振込み手数料は高いのか安いのか?
今回の銀行振り込みの手数料はどうなるのか。上述の日経記事には、このあたりについて次のように報じている:

振り込みの上限は1日10万円。手数料は1回につき176円かかる。習い事や家賃の振り込みでの利用を見込む。

この手数料176円が高いか安いか微妙だ。銀行の振込手数料がどうなっているかをSMBCダイレクトを例にみると次のようになっている:

SMBC宛ての振込み手数料は0、他行あての場合は3万円未満で220円、3万円以上で440円

口座を持つ銀行以外の銀行口座宛てに3万円から10万円までの振込みをする場合は、440円の手数料が176円で済み若干割安になりそうだ。ただ、あらかじめLINEPay Walletにチャージすると必要を考えると便利さも半減することになるのかも、と思ってしまう。

Walletの残金を自分の銀行口座に出金するのはどうなる?
これまでの仕組みでは、提携する銀行の口座から自分のLINEPay Walletにチャージするのは無料であったが、逆に、Walletから自分の口座に戻す、LINEの表現では出金するのには220円の手数料がかかっていた。

銀行口座への振込みが手数料176円で可能になると、「出金」に代えて、自分の口座にWalletから「振り込む」ことのほうが割安になりそう。

このあたりは、今回の措置、どのように調整されるのだろう?

それはそれとして、スマホ決済の仕組みだけでなく、銀行を含む金融システムが変化しているのには感心する。銀行口座を持たなくても、生きて行けそうな感じがする。
  


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