気になったニュース: AIによる会話分析で認知症判定

October 24, 2020 – 11:20 am

数日前の日経電子版(10/20 19:30)に、「AI、会話で認知症判定 21年初めにも治験」という記事がでていた。

歳を重ねると、自分自身も含めて認知症が心配になってくる。

MCI(軽度認知障害)と呼ばれるレベルだと症状の改善も期待できるが、これを過ぎると回復は不可との話を聞いたことがある。認知症の兆候、あるいはその進行度合いを知ることができれば、それなりの対応ができるのではないかと思っていた。

この日経記事では認知症の兆候、状態をAIを用いた会話分析で行う技術の開発が進んでいるという。なるほどと思い、メモしておいた。

記事のリード文は以下(転載):

データ解析のFRONTEO(フロンテオ)は来年初めにも、患者が話す言葉から人工知能(AI)で認知症の有無を判定するシステムの臨床試験(治験)を始める。言語を解析する新たな診断手法を用いることで5~10分程度の会話で、1分以内に認知症かどうかを判定する。医療機器として2022年の発売を目指す。実用化されれば医師も患者も負担が小さく認知症を早期にも発見しやすくなる。

ここ数年の音声認識技術の進歩は著しい。スマホの通話アプリではメッセージを文字入力の代わりに音声入力することも実用化されている。非常に正確だ。

この音声認識技術を用いることにより、リアルタイムに、会話分析することもそう難しくないように思う。医者の代わりにAIが患者にインタビューすることで診断することだって可能だ。

個々人が、血圧測定とか体重測定をするような感覚で自らの認知症兆候を把握することができるようになるのも夢ではないかもしれない。
  


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