スペイン旅行（帰国後感想編 1）Prepaid Sim 購入
July 14, 2016 – 7:24 pmバルセロナ空港に到着してすぐ、空港のVodafoneショップでPrepaid Simを購入。日本から持参したタブレット（iPad（NTT Docomo））にSimを挿入。8日間のスペイン滞在期間ずっと、このタブレットにお世話になった。
今や、海外旅行には、インターネットに接続できるスマートフォン、タブレッドが必須だ。
今回の旅行で気づいたことをメモしておいた。誰かの役にたつのかもしれない。
iPadは国外にでるとSimロックフリー：
海外旅行でPrepaid Simを使うには、端末がSimロックフリーでなければならない。最初からSimロックフリーの端末を購入していれば問題ないが、私のようにNTTドコモの契約時に「実質ゼロ円」で入手したものにとっては、購入したあと半年たたないとSimロックフリーとすることはできない。全くもって不便な話だ。
なんとかならないかと出発前に調べてみた。重要情報を発見した。iPadについては、Simロックがかかっているのは日本国内だけで、国外に一歩でるとロックフリーとして使えるというのだ。これは便利ということで、真偽をNTTドコモに問い合わせてみた。事実だという。旅行中、iPadがあれば、安心してモバイルデータ通信ができる。
今回のスペイン旅行、レンタカーでアンダルシア地方を回るということをメーンにしていた。カー・ナビゲーションはGoogle Mapのでカーナビゲーション機能を利用することにしていた。モバイル・データ通信はどうしても必要と考えていたこともあり、手持ちのiPadがSimフリーになるというのは実にありがたい。ほっとしたというのが正直なところだった。
加えて、デザリングも可能だと、ホテル空港のWi-FiサービスにたよらなくてもiPhoneも使える。NTTドコモからは、デザリングについては使用可能かどうかわからないなんて話はあったが、今回の旅行では、問題なくデザリング機能も使うことができた。
バルセロナ空港のVodafoneでPrepaid Simを購入：
旅行前に調べたWeb情報では、バルセロナ空港にVodafoneのショップがあり、ここでPrepaid Simが購入できるということだった。到着ロビーにつくや否や、とるものもとりあえずVodafoneショップに一直線。これを購入した。到着時間が朝だったこともあり、ほとんど待つこともなくSimカードをを入手できた。
写真は、Simカードを販売するための入れ物（型紙）：
ここで購入したSim カードをセットし、Pinコードを入力すると、「見事に」モバイル・データ通信が可能になった。実際に購入したSimカードは、余裕を持たせて、4.5GBのもの、表紙は1.5GBで同じだが、データ量の大きいものにしておいた。
それはそれとして、もともと入っていたNTTドコモで購入時にセットしていたSimカードを無くさないように細心の注意を払った。
さて、上掲の写真でもわかるように、60分の音声通話と1.5GBのデータ通信を可能にするSimカードが15ユーロだ。iPadでは音声通話に使うことはできないのでそれは別にして、1ユーロで0.1GBのデータ通信が可能ということになる。トータルで支払った料金は、45ユーロ。今日のレートで、ほぼ5,000円だった。
Prepaid Simの利用は割安：
Prepaid Simを購入しなくてもモバイル・データ通信は可能だ。国内で契約しているキャリア(私の場合はNTTドコモ)と国際ローミングサービスの契約、即ち国内で受けているサービスを、国外でも現地の事業者の設備を利用して受けられるようにするための契約をすればよい。
問題はコストだ。
これがかなり高額。
私の契約しているNTTドコモでは、「海外パケホーダイ」というサービスを提供されている。このサービスのコスト：
1日ごとに20万パケット（約2.4MB）までなら1980円、それ以上になるとデータ量に関係なく1日あたり2,980円が課金される。
旅行中、緊急な用件が発生したときに、ちょっと利用するならいいのだが、Google Mapを1週間以上にわたって使い続けるということになると、大変な額になる。8日間の滞在だったから、おそらく24,000円が課金されるはずだ。
ここ10年で海外旅行にはスマホ、タブレットが必須アイテムになってきた。ヨーロッパ諸国では、インターネットの普及により、旅行者がこれを持っていることを当然とするシステム設計になってきたように感じられる。
これに比べるとPrepaid Simが有利だといっても問題ないだろう。事実、今回の旅行では多めのデータ（4.5GB）のSimを45ユーロで購入したが、1週間の旅行で十分なデータ量であった。
海外旅行とモバイルデータ通信：
国内の家族、あるいは旅行を同行する者との連絡に使用するのは当然であるが、インターネットに繋げてのモバイル・データ通信を活用したスマホ・タブレットの使用は本当に便利だ。なかでもGoogle Mapの威力には感心した。
これは、すごい。
スマホ・タブレットが内蔵するGPS により自らの位置情報を取得・確認し、地図情報により目的地へのルート探索が簡単にできる。この機能により、旅行ガイドブックと地図をながめながらの観光が、スマホ、タブレットを片手の観光旅行に様変わりした。
今回のスペイン旅行はレンタカーを利用したドライブを中心とする旅行であったが、Google MapのCar Navigation機能には随分助けられた。かなり複雑な経路も日本語音声機能付きでNavigateしてくれるのには驚いた。
今回の旅行ではiPadのみの利用だったが、私の場合、数か月後にはiPhoneもSimロックを解除することができる。次回の旅行では、Prepaid Simの購入を前提にプランを立てることができる。