年金受給手続きをやってきた

October 9, 2008 – 8:51 pm

今日10月9日は、私の60回目の誕生日だ。やっと?60歳、還暦を迎えたわけだ。ほぼ、3ヶ月前に、「さあ、年金受給手続きの開始だ!」なるエントリーを書いたが、いよいよ年金を受け取る身分となった。早速、「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」なる書類に必要事項を記入し、社会保険事務所に行ってきた。無事、手続きが終了したところで、気づいたことなどを記録しておくことにした。

年金請求書の記入: 社会保険庁から送られてきた年金請求書に必要事項の記入、そして求められた添付書類を整えた。「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」は15ページからなる書類(書類の内容はここ)。本人が記入すべき事柄は、そう多くはない。しかし、その添付書類を整えようとすると、いろいろ大変だ。若干、不明なところもあったので、『ねんきんダイアル』に問い合わせをするなどして、なんとか整えることができた。

必要な添付書類: 私の場合、必要とした添付書類を列挙すると、以下。

  • 年金手帳(本人分)
  •  雇用保険被保険者証(コピー)
  •  年金が振り込まれる銀行口座の貯金通帳
  •  年金手帳(妻所有)
  •  戸籍謄本・住民票(謄本)
  •  妻の所得証明書(昨年分)
  •  子ども(高校生)の学生証(コピー)

これに加えて、添付書類ではないが、年金請求書に記入するために「住民票コード」が必要だった。

e-Taxと所得証明書: 添付書類のうち、特に戸惑ったのは、「妻の所得証明書」についてだ。手続きを説明したパンフレットには、「『定額部分支給開始年齢前』に年金請求書を提出される場合、請求される年の前年の配偶者または子の収入または所得を確認することのできる、所得証明書、課税(非課税)証明書、確定申告書、源泉徴収書などのうち、いずれかの書類」となっている。

我が家の場合、私も妻もe-Taxで確定申告を行っている。従って、確定申告書は税務署にパソコンから送付したものをプリントアウトしたものが手元にある。これでよいのか、『ねんきんダイアル』に問い合わせたところ受け付けられないとのこと。結局、町役場の税務課に行き、妻の「課税証明書」を取得することになった。

社会保険事務所にでかける: 書類を抱えて一番近い社会保険事務所にでかけた。社会保険事務所にでかけると、「年金相談」なるところで、受付番号票と住所、年金番号、相談内容を書くためのフォームをわたされた。「年金請求書を提出にきたわけで、年金相談ではないですけど」と言うと、とにかくフォーム記入のうえ、お待ちくださいとの返答。10分くらいで、私の番がまわってきた。

手続き内容: 私に対応したのは30代後半の女性。銀行の窓口のお姉さんと違って、愛想がかなり悪い。(愛想良くするのを要求するのは、門違いかも?)この人も、いま悪名高い社会保険庁のカタワレのひとりかなどと考えてしまう。社会保険庁の職員、大変な時代を迎えたものだな、なんて思うのは考えすぎか?

この担当者、ひととおり書類と添付書類を確認。年金請求書の内容と添付書類の中身を確認する程度で、手続きは終了。

ただ一点だけ、年金請求書に記入した「『住民票コード』を証明するものはありませんか?」という。「ありません。」というと、「住民票コードのお知らせとかは、お持ちではないですか?」という。「そんなもの添付書類で要求されてないよ。」と言うと、住民票コードから私の住所、年齢などが書かれた書類を出力してきた。最初から、そうやればいいのではなんて思ってしまう。

裁定請求書の受付控えなる書類を渡されて、一連の手続きは終了。この書類によると、「受付年月日から数えておおむね2ヶ月」で年金証書が送られてくるようだ。いよいよ、2ヶ月後には、私も年金を受け取ることができる。

笑ってしまうのは、この「裁定請求書の受付控え」の注意書き、

※ 社会保険庁では、年金の裁定請求書や主な保険給付について、お客様が申請や請求手続きをされた日から決定さえるまでの所要日数を「サービススタンダード」として設定いたしました。特段の事情のない限り、この期限内に事務処理が終了できるよう努めております。

これ、私たち頑張ってるけど手続きには時間がかかりますよとの言い訳と思ってしまう。それにしても、単純な確認手続き。2ヶ月もかかるというのは、どうしてかと思ってしまうのは私ひとりか?

「サービススタンダード」というのは、平成17年度に設定したもののようだ。関連するPDFが公開されている(18年度の報告はここ)。これをみると、サービスは向上し、業務効率はよくなってきているという評価のようだ。役所のこうした評価、「全てうまく進捗している」というのが定番。これを見ると、2ヶ月かかるとされる手続き、「再確認作業がない」場合には、大体一ヶ月で終わっているようだ。

とにもかくにも、年金手続きは終了した。いよいよ、年金生活者だ。さあ、元気に長生きするぞ、なんて思ってしまう。


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  2. Nov 6, 2008: 年金証書が送られてきた | Yama's Memorandum

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