参院選が終わったところで思ったこと

July 22, 2019 – 11:51 am

第25回参院選が終わり、議席も確定した。

結果の評価については、マスコミそれぞれが述べている。定期購読している日経電子版の記事見出しは、「与党が改選過半数 改憲勢力は3分の2に届かず」。ま、平均的な見方は、こんなものかなって思っているところだ。

私自身は、大切な選挙権を行使しなければということで、家族とともに、数日前には期日前投票を済ませ、昨晩は、選挙速報を眺めて過ごした。

今回の選挙について、私なりの感想を2点だけメモしておくことにした。ひとつは、選挙公報の配布について、そして比例区で議席を獲得した{NHKから国民を守る党」(私自身、この党(?)に1票を投じた)についてだ。

今回も届かなかった選挙公報
国政選挙のたびに不思議に思うことのひとつに、選挙公報の配布がきちんと行われていないことだ。

今回の参院選も、我が家には選挙公報が届かなかった。10年前に「選挙公報が届かない!」という記事を書いた。その後も何回か、選挙公報の配布について述べたことがある。

数年前の一昨年(2017年)の県知事選のときには、各戸配布されていた例もあるが、基本的には、新聞の折り込みというかたちで配布することにしているようだ。我が家には、日経朝刊を購読しているのだが、不思議なことに配布されていなかった(私が見落としたのかもしれないが)。

期日前投票の会場には、いつもこの選挙公報が山積みされていることを見たことがあったので、今回は、投票する何日か前に期日前投票所にでかけて選挙公報を手に入れ、「熟読」のうえ、投票した。

今回の参院選のように全国比例区になると、聞いたことのない諸派政党が立候補していることもある。こうした政党の主張を知る機会は限られており、選挙公報の役割はそれなりにあるのではないか、と思う。

やはり、選挙公報は選挙の重要な一要素のはずである。選挙管理委員会は、有権者に選挙公報が確実に届くよう努力をすべきなのではないか。極端ないいかたになるかもしれないが、投票用紙の配布・郵送時に一緒に選挙公報を送付することも必要なのではないか、と思うところだ。

NHKから国民を守る党が議席を得た
冒頭にも書いたように、今回の参院選では、NHKから国民を守る党に投票した。一種の泡沫集団ともいえる、この政党が議席を得ることができたこと、喜ばしいことと思っている。

参議院の役割があれこれ言われるが、参議院については、こういったワンポインの主張をするような政党があっても良いのではないか、と思っている。今回、NHKから国民を守る党の議席獲得は、NHKに対する批判がかたちとなって表れたもので、かなりのインパクトがあるのでは、と思っている。今後、この党の国会での活動を見守りたいと思っているところだ。

私が、この「NHKから・」に投票したのは、インターネットそしてスマホなどが普及した今、NHKの存続の理由になっている放送法が時代に即したものになっていないということだ。NHKという組織を見直す必要があるのではないかと思っている。

高額な視聴力を強制的に徴収するNHKという組織の横暴さは、目にあまることがある。通信インフラの変化した状況のなかで、NHKといった「公共放送」のありかたを考えなおすべきところだ。
  


Post a Comment