「行革は財源を生む最強の手段」か?

July 9, 2024 – 5:31 pm

東京都知事選挙が終わり、ここで提起された問題についていろいろ議論されている。

なかでも、現職・小池百合子の対抗馬とされていた蓮舫候補が中丸候補の次の3番目になったことが驚きをもって議論されている。

大部分の評論が選挙技術的な話に焦点を絞ったものになっている。なかでも、蓮舫候補の選挙戦略が立憲民主党と日本共産党の2つの政党からの支援を受けたことが最大の敗因としていることが目立つ。共産党の支援を受けることになったことから、連合からの反発を生んだことにもなった。

敗因かどうかは分からないが、蓮舫候補の主張は違うなと思ったのが、蓮舫候補のTwitterリンク「蓮舫に投票を」とタイトルされたビデオのなかでの主張、「行政改革は財源を生む最強の手段」というところだ。民主党政権時代に、枝野幸男のもと行われた「事業仕分け」で活躍した流れのなかで生み出された主張なのだろう。

しかし、「財源を生む最強手段」は経済規模を大きくし、税収を大きくすることにあるはずだ。行政改革は、所詮、限られた財源の取り合いという以上ということにはならない。
 
このあたりの話、選挙テクニックを超える基本的なところなのではないか。
 


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