サーバー用PC騒音対策で電源ユニットとグラフィックボードを交換

November 15, 2014 – 12:10 pm

ここ1か月間程度、このブログを発信しているサーバーPCの騒音対策でいろいろ検討してきた。
結果、2週間ほど前に行なったCPUクーラーの交換に加え、電源ユニットとグラフィックボードを交換することで「静音」化することができた。
「騒音」対策で行った一連の作業記録をメモしておいた。

PCの「静音」化作業: PCの騒音対策として行った一連の作業は以下のとおり:

  1. CPUの冷却効率を高めるため、CPUファン周辺の埃を除去するとともに、グリースを塗り直す。これにより、CPUファンの回転数が低減することを期待。
  2. CPUクーラーの交換。PCの騒音が大きくなった主要な原因のひとつとしてCPUクーラーのファンの老朽化、劣化と考え、CPUクーラーを新しいものに交換。交換にあたっては、CPUに付随していたCPUクーラーに代え、冷却効率の良い(静音化を謳う)CPUクーラーを購入し、取付け。(「サーバー用PCのCPUクーラーを交換してみた」に記述)
  3. PCの騒音の原因のひとつとして、CPUクーラーの取付け不良による振動の可能性を考え、CPUクーラーのマザーボード上への取付け状態を確認。確認にあたっては、マザーボードをケースから取り外し、当該クーラーの取付け用ピンが適切に取り付けられていること、さらには物理的な固定状態を確認。
  4. 電源ユニットを交換。上記1~3 の措置により一定の静音効果が見られたが、さらに改善する必要があると考え電源ユニットを交換する。新たに購入、取付けを行った電源ユニットは玄人志向のKPPW-GN650W/90+ 。本製品の選択は静音を売りものにしていることなどによる。
    電源ユニットの交換により、騒音のうち気になっていた「唸り音」がなくなり、飛躍的に「静音」化が図られた。
  5. 上記の「4.電源ユニット交換」後において、グラフィックボード(GF210-LE512HD)のファン音が気になることから、ファンレスのグラフィックボードを購入し交換。あらたに購入したグラフィックボードは安価なSA-HD5450-512M。PCサーバーとして使用することからグラフィックボードについて高性能である必要はないと考える。

今回の一連の作業のなかでは静音化には電源ユニットの交換が最も効果があった。電源ユニットからの騒音の原因として、ファンの摩耗・劣化、電源ユニット自体の劣化が考えられる。電源ユニットは、PCサーバーのような24時間連続運転という使用条件下では3年程度での交換が必要と考えるべきかもしれない。

静音化作業で気づいたこと: 今回の作業は自宅サーバー「静音」化のために行ったものであったが、作業を進めるなかで、CPU、電源ユニットなどについて消費電力の少ないものが入手可能になっているとの印象を受けた。

今後、自宅サーバーとしての性格を考え、消費電力低減に向けた新たな構成を考えることが必要との印象を持った。

これを機会に考えてみたい。


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