YAMASNET.COM 開設から10年経った

November 26, 2017 – 12:10 pm

この11月で、本ブログ(Yama’s Memorandum)を公開して10年が経過した。このブログ、我が家に設置している「自宅サーバー」YAMASNET.COM のWebサーバーから発信している。

このエントリーでは、この10年を振り返り、少しだけ、感想めいたものを書いておいた。

ほぼ10年間途切れることなく運用したYAMASNET.COM:
自宅サーバー YAMASNET.COM は、このブログの公開の1か月前に運用を開始しはじめ、今日まで、10年間にわたり、途切れなく動作し続けている。数か月に一度のメンテナンス作業による1~2日程度の短期の停止とか、2011年の東日本大地震の時の1週間程度の停止はあるものの、ほぼ無休で運用し続けてきている。

2011年の東日本大地震のときは、我が家は、1週間近く停電となり。サーバーの運用は停止せざるを得なかった。無停電電源も使っているのだが、これは短時間の停電には対応できるものの、30分を超えるような停電という事態には無力だった。このサーバ、歴史的な大災害をも経験している代物だ。

YAMASNET.COMドメイン登録とブログ「Yama’s Memorandum」の公開
ドメイン名 YAMASNET.COM はフランスのレジストラーGANDI.NETから取得した。右に掲げる画像は、GANDI.NET上でのYAMASNET.COMの一般登録情報の出力をコピーしたものだ。

画像中のCreation Date: 25.10.2007から分かるように、ドメイン YAMASNET.COM が登録されたのが、10年1か月前の2007年10月25日だ。この日以降、我が家に設置した(物理)サーバがYAMASNET.COMという名前でインターネットにつながっている。

ブログ Yama’s Memorandum の最初のエントリーは、2007年11月21日付の「やっとオープン」だった。ブログのエントリーには、それ以前の日付のものもあるが、これらはそれまでに他の媒体に書いたものを転載したもので、「やっとオープン」の公開の日付、10年前の11月21日が初めてYamasnetがブログを通じて外部に公開された記念日ということになる。

個人サーバを通じて大きな技術的変化に触れる
我が家にサーバを設置してからの10年でIT技術の世界は大きく変化した。

iPhoneの「発明」から始まったスマホの普及により、モバイル通信が日常的なインフラとなったし、光電話の普及により1Gbpsというような高速で大容量で誰もがインターネットに接続できるようになった。それまでは、大学とか研究所など一部でしか利用できなかった情報通信環境を個人が安価に利用できるようになった。10年前には想像すらできなかったような大きな変化だ。

Webプログラミングの世界では、我が家でサーバーを運用開始した時期と前後して、HTML5+CSS3のドラフトが発表されたり、JavaScriptの非同期通信を利用した技術Ajaxが普及した。10年前のテキストとか画像の静的な閲覧が中心だったWeb技術は、多種多様なアプリのプラットフォームに拡張・変化した。

個人サーバを運用することにより、こうした新しい技術に直接に触れる機会を持つことができている。個人サーバ上では、ブログ発信のためのWebサーバの維持といったルーティン的な作業だけでなく、新しいプログラミング技術を試すことも可能だ。

私の生活は、自宅サーバー YAMASNET.COM を通じて、社会とつながっているといってもよい。私にとっては、ほぼ、生きがいともいえるものになっている。

古稀を超えたこの歳では、とても斬新なアイデアを生むようなことはできないと思うが、世の中の技術的変化に触れながら、次の10年を生き延びて行きたい。
  


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