相田英男著「東芝はなぜ原発で失敗したのか」を読んでみた
Thursday, April 19th, 2018近所の公立図書館で「東芝問題」を扱った本を2冊借りてきた。本書は、そのうちの1冊だ。
読後感を述べるとするなら、物語としてはなかなか面白いな、といったところだ。ただ、本書の構成とか、その主張するところには、多少、違和感をおぼえた。
本書を読み終えたところで、本書の印象を簡単にメモしておくことにした。 (続きを読む)
近所の公立図書館で「東芝問題」を扱った本を2冊借りてきた。本書は、そのうちの1冊だ。
読後感を述べるとするなら、物語としてはなかなか面白いな、といったところだ。ただ、本書の構成とか、その主張するところには、多少、違和感をおぼえた。
本書を読み終えたところで、本書の印象を簡単にメモしておくことにした。 (続きを読む)
前回エントリに同じく、本書も近所の公営図書館で偶々見かけた図書のひとつだ。
著者、西尾獏は長年に亘り我が国における反原発の中心的役割を果たしてきた「原子力資料情報室」の共同代表のひとり。
原子力資料情報室設立の中心メンバー高木仁三郎の著作には、明快で鋭いロジックに感銘を受けたものであるが、現共同代表の西尾獏については、その名を見かけることはあっても、著作に触れたことはなかった。
本書を通じ、現在の反原発運動の流れのひとつに触れることができるのではと思い読んでみることにした。
一読した印象を述べると、私自身が原子力関連研究所に長年勤務していたにもかかわらず、本書を通じ、いままで知らない原子力業界の動きが数多くあったことに気付かされた、というところか。 (続きを読む)
久しぶりに近所の公立図書館にでかけた。偶々、本書をみかけた。
本書のタイトル、かなり刺激的である。帯にはもっと刺激的な記述があった。次のようなもの:
原発は、ほんとうにとんでもない怪物だ。あの複雑怪奇な原発の構造を理解しているエンジニアは世界に一人もいない・・・・
読んでみることにした。
一読した感想を述べると、現場作業の持つ皮膚感覚を重視するあまり、あまりにも情緒的な主張に違和感を覚えた、といったところ。 (続きを読む)
iPhone7(日本発売)にSuica(FeliCa方式)が搭載され話題になった。本書は、この動きを、日本独自に発展したSuicaが「ガラパゴス」技術の汚名を返上して世界に打ってでる大きな機会になると主張する。
私自身は電車を利用することは殆どなくSuicaを持っていない。しかし、Suicaに代表されるFelica方式の非接触ICカードがいまや社会インフラの一つとして普及し、さらには、スマホにこのFelicaが搭載され、少額決済が可能になってきたことにはかなりの関心がある。
こうした動きの技術的背景になにがあるのか知りたいということで本書を読んでみることにした。 (続きを読む)
社会の動きを理解・予測しようとすると、意識するしないは別にして、事象間の「因果関係」を基礎に考えることになる。「因果関係」には、「風が吹けば桶屋が儲かる」という格言的レベルから、「アメリカの金利が上がれば日本円の対ドルレートは円安にふれる」という新聞の解説記事で見かけるものまでいろいろある。
議論するうえで基礎にする「因果関係」の各々がどの程度正しく、有効なものなのかを判定するのはなかなか簡単ではない。このあたりをどのように考えれば良いのかと思っていたところ、数日前の日経(2017/5/27付)の読書欄に「経済学の輪郭つかむ 数式使わぬ入門書増える」というのがあり、そのなかで本書が紹介されていた。
読んでみた。
期待したほどのものではなかったが、読んだという記録くらいは残しておこうということでメモしておいた。 (続きを読む)