2024・衆院選 個人的感想(5)
October 28, 2024 – 11:00 am書きなぐり調の個人的感想の5回目。開票結果が明らかになったところで個人的な感想を書いておいた。
予想通り、自公は議席を減らし、選挙公示時点では悪くても超えると考えられていた自公で過半数233を18議席も下回るという惨敗となった。
これで、石破政権の行く末も分からなくなった。自民党執行部の責任が問われるのは必至ではあるが、その成り行きは予測不能だ。選挙対策委員長の小泉新次郎は責任をとり、その職を辞するということを表明してるのは潔さを感じるが、石破総裁をはじめ森山幹事長などその他の幹部は、特段の責任を取ることはないだろう。
当面は、片肺飛行での自公の政権運営を行なわざるを得ないということになると思うが、勝利したはずの野党も盛り上がりを欠く。以前、民主党政権が生まれたときの高揚感というのは殆ど感じられない。混迷の時代の始まりと思わずにはいられない。
今回の選挙、自民党の「裏金」問題を焦点に闘われたといわれるが、個々の政党の議席の変化をみると、必ずしもそれだけではないように感じる。
公明は、32議席から24議席に大幅に議席を減らすとともに、つい最近就任したばかりの石井代表が落選し、代表の席から退かなくてはならないという驚くような結果になっている。「裏金」問題を暴いたと主張する共産党は10議席から8議席になっている。一方、国民民主は、7議席から28議席へと4倍もの議席を得ている。
なにか、「裏金」問題に触発された動きではあるものの、最近の物価高など国民の将来への展望のなさが反映し、混とんとした状況が生れているのかもしれない。
今回の結果を受けて、日経平均は暴落するのではないかと予想していたが、なんと先週終わり値から600円程度上昇し、38,528円となっている。今回の選挙結果は、すでに織り込み済みで、このところの円安の動きを反映して上昇しているようだ。素人には、とても、株式相場の動きというのは理解できない。
とまれ、混沌のはじまりといったところなのだろう。