1日平均8000歩で健康を維持する!
April 3, 2017 – 10:58 am昨日の日経(4月2日付朝刊)に興味深い記事がでていた。記事のタイトル、医療保険、1日8000歩で還付金 東京海上とドコモというもの。
この記事のリード文は以下:
東京海上日動あんしん生命保険とNTTドコモは、1日の歩数が8000歩を超えると還付金が出る医療保険を売り出す。健康への取り組みを保険料に反映させる仕組みで、腕に巻くウエアラブル端末を貸し出し歩数を毎日計測してもらう。IT(情報技術)を商品開発に生かす動きが保険業界で活発になってきた。
私自身、2年前に糖尿病治療のために入院して以来、ほぼ毎日ウォーキングを続けている。そのあたり、「糖尿病克服に筋力アップが効果的」に書いているが、食事療法に加えて、運動療法として「朝食後には、1~2時間の速足でのウォーキング、午後(昼食後)には1時間程度の水中ウォーキングを可能なかぎり」行っている。
私の健康維持活動との比較で、上述の東京海上とドコモの商品開発について考えてみた。
私の「ウォーキング活動」、主観的にはかなりハードだ。1~2時間をウォーキングに割くというのは、それなりの負担だ。年金生活者のみのうえとは言うものの、きちんと定期的にウォーキングを行うというのは、そう簡単ではない。
ほぼ、毎日、2時間程度のウォーキングを行っている。勿論、空模様が悪いときには中止することになるが、この2年間、歩き続けている。多い時には歩行距離が10キロを超える。
ウォーキングするときは、いつもズボンの後ろポケットにiPhoneを入れている。iPhoneに組み込まれているアプリ「ヘルスケアデータ」により、ウォーキング中の歩行距離、歩数が自動的に記録される。ウォーキングを終えると、データを確認するが、1度に平均して12,000歩程度は歩いているように思う。
ウォーキング中だけでなく普通の生活のなかでもiPhoneを身に着けていることが多いので、毎日の全歩数が上述のアプリで測定されている。
iPhoneの測定データを見てみると:
私のウォーキング活動は、東京海上+ドコモが目安とする「1日平均8000歩」を超えているかどうか確認してみることにした。今年の1月1日から3月31日までの3か月間の1日あたりの歩行距離と歩数のデータを見直してみたのだ。
iPhoneを身に着けているだけで、それなりのデータが蓄積される。万歩計というのは、昔からあったが、携帯という通信機器にこういう機能があるといのにはひと昔前には考えられなかったこと。技術の進歩に、改めて関心する。
データ見直しの結果、3か月間の平均で1日あたりの歩数は、約9,000歩になっている。なんとか、保険会社が設定している歩数の平均をクリアしていることを確認することができた。
1~3月の各々の月ごとの毎日の歩数をプロットしてみた。以下のグラフだ:
2017年1月の歩数(平均:約10,500歩/日)
2017年2月の歩数(平均:約8,500歩/日)
2017年3月の歩数(平均:約9,500歩/日)
このデータを眺めると、まず、全体を通じ、歩数にかなりムラがあることがわかる。
ウォーキングをするときには、目安として10,000歩を超えるように意識しており、それは達成しているが、そうでないときには、せいぜい2,000歩ぐらいしか歩いてない。時には、1,000歩にも満たない日もある。
長い期間にわたって平均歩数を8,000歩にするには、1回の歩行距離を一定化し、より習慣化することが大切にするということかもしれない。要は、健康維持のために、かなり意識しないと、その目標は達成できないということのように思う。
逆の言い方をすれば、長期にわたって平均歩数を8,000歩とするには、健康維持を意識した生活になっていることの証拠ととることがいえるだろう。東京海上の狙いにうなづくことができる。