Red5 0.9.0 RC2をCentOS上にインストール

December 5, 2009 – 12:02 pm

Red5の開発動向を調べてみると、かなり進んでいるのがわかった。最新のStable Version が0.8.0、ベータ版では0.9.0が公開されているようだ。我がサーバー（OS:CentOS）に乗っているversionは、0.7.0だ。ということで、私も遅まきながら、これら新しいversionを導入することにした。導入の記録をメモしておく。

Red5のオフィシャルサイト：　Red5の最新情報を見るのはどこがいいのかと思っていた。Googleで検索するなどして調べてみると、「red5-Project Hosting on Google Code」にまとめられている。以前に比べかなり整理されている。

このサイトの最初のページのNoticeには、

The osflash related links and lists will be disappearing soon, update your memberships and links.

なる記述がある。どうやら、このサイトがRed5のオフィシャルサイトになったようだ。

Red 5 0.9.0 RC2のダウンロード：　Red5の最新版（ベータ版）として、Red5 0.9.0 RC2がリリースされている。リリースの日付は、03 November 2009。ほぼ１ヶ月前の日付になっている。早速、ダウンロード／インストールした。

CentOS上で使うということで、ダウンロード可能なパッケージのなかから、Tarball（red5-0.9.RC2.tar.gz）を選んでダウンロードした。ダウンロードした際のコマンドを以下に示しておく：

#wget http://www.red5.org/downloads/0_9/red5-0.9.RC2.tar.gz

# wget http://www.red5.org/downloads/0_9/red5-0.9.RC2.tar.gz
--2009-12-02 18:15:25--  http://www.red5.org/downloads/0_9/red5-0.9.RC2.tar.gz
www.red5.org をDNSに問いあわせています... 209.20.83.79
www.red5.org|209.20.83.79|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 34547748 (33M) [application/x-gzip]
`red5-0.9.RC2.tar.gz' に保存中

100%[============================================================>] 34,547,748   814K/s 時間 73s     

2009-12-02 18:16:39 (460 KB/s) - `red5-0.9.RC2.tar.gz' へ保存完了 [34547748/34547748]

# tar zxvf red5-0.9.RC2.tar.gz
./
./log/
./webapps/
./webapps/root/
./webapps/root/index.html
./webapps/root/demos/

  <　省　略　>

./red5-highperf.sh
./license.txt
./red5.sh
./red5-debug.sh
./red5.jar

なお、インストールの手順、必要な環境は、基本的には、「CentOS上にRed5をインストール」と同じだ。違いといえば、0.7.0 バージョンまでは含まれていたデモ用のアプリは、これには含まれていない。

デモ用アプリの取り込みは、Red5のパッケージに同梱されているHTTPサーバー(デフォルト5080番ポート)にアクセス：

http://server-address:5080

このページ上の指示にしたがって必要なデモ用アプリをインストールすることができる。デモ用アプリのインストールをYouTube動画で説明したものがあった（ここ）ので、この動画を以下に貼り付けておいた：

Red5をインストールしたサーバーマシンとローカルPCが異なる場合には、rtmp用ポート(デフォルトで1935ポート）と5080ポートについてアクセスが可能な状態にしておかねばならないことに注意。

以上で、問題なく、インストール完了。

次回は、0.9.0で可能になったH.246での映像配信についての経験を書くことにする。

Yama's Memorandum