Red5 1.0 RC1 をためしてみた -H.264でもOK!-

May 13, 2011 – 10:31 am

ひさしぶりにRed5の動向をチェックしたら今年の2月に 1.0 のRC1版が出ている。早速、ダウンロードし、動作を確認してみた。
結論、かなり改善されている。以前の 0.9.1 では、不安定な動作しかしなかったH.264での映像ストリーム配信もそれなりの状態で可能になっている。
過去に書いたRed5関連の記事と見比べながら、私の「体感的」な評価を書いておいた。

わがサーバー上のRed5の現状: 1年ちょっと前に、「Red5 0.9.1 + Adobe Flash Media Live Encoder 3による映像ストリーム配信」なる記事を書いたのがRed5がらみで最新のものだ。ここでは、Encoder の出力としてH.264とVP6が可能であるが、Red5 側の都合でVP6を選択した旨、書いている

当然のことながら、鮮明な映像を配信しようとするとH.264がいいにきまっている。しかし、昨年の経験では、H.264で映像を送ると、「カクカク」した映像になり使い物にならなかった。その原因が映像配信用のサーバーではパワー不足であることにしていた。

今回、新しくリリースされた 1.0 RC1版では、実にH.264でエンコードされた映像がうまく送られている。我が方のサーバーマシンのパワー不足とのみたてはまちがっていたことになる。

H.264のエンコードだと何がうれしい?: ひとことでいうと、動きの激しい映像でもきちんと鮮明な映像を「受信・描画」できる。これまで使用していたVP6では動きが激しくない映像、極端にいうと静止画に近いものは鮮明なかたちで送ることができるが、スポーツ番組などになると画像が「流れ」てしまっていた。

大変な進歩だ。

Red5がらみの記事リスト: 我がブログサイトでいままでに書いたRed5関連記事のリストは以下。Red5のダウンロード、インストールなどについては、今回のものと大きな変化はない。

Live Encoderの設定: 基本的にはFormat を VP6に変えて H.264にすればよい。ただし、その他パラメータについては、ネットワーク環境、サーバーの性能などを考慮してオプティマムなところを試行錯誤で与えてやることが必要。

それにしても、我がプライベートなサーバー上で、特別な費用もかけないで商用のサイトに負けないくらいの映像配信が可能になった。
これってかなりすごいことだ。

自画自賛のきわみだったりして!


Post a Comment