今年も「原子力立地給付金交付のお知らせ」が届いた
November 1, 2014 – 8:08 pm我が家は東海原子力発電所2号機から約2.5Kmの位置にある。
今年も例年どおり「原子力立地給付金交付のお知らせ」が届いた。
我が家を建てたのが16年前だ。ここに住みついて以来、毎年10月には、この給付金を受け取りつづけてきた。
受け取った「お知らせ」を以下に掲げる:
因みに、ここでは私の住所氏名など個人情報を黒塗りしている。
私の居住地近くの東海第二原子力発電所は東日本大地震以来稼働していない。しかしが立地給付金だけは例年どおり支給されている。
私は、ブログのなかで折々書いているように、原子力発電所の再稼働に反対だ。立地給付金の受け取りには、多少の戸惑いがある。これを受け取ったから再稼働に賛成しなければならないということにはならないだろうが、多少、気が引ける。
この交付金の支給対象となる市町村は「電源地域振興センター」のHPに「電源市町村一覧」としてリストアップ(平成25年4月1日現在)されている。ここに、私の住む茨城県については11市町村が、福島県には39の自治体が含まれている。福島第一原子力発電所があり、帰還困難区域になっている大熊町、双葉町、浪江町もこの支給対象市町村に含まれている。
上に掲げた「給付金交付のお知らせ」には、「交付の基準となる日(毎年10月1日)に交付対象市町村で電気の供給を受けているご家庭や企業等に交付いたします」となっている。帰還困難区域に居住されていた方々は避難されているはずで「供給を受けているご家庭」には含まれないことになる。こうした方々は給付金の交付対象から外れてしまうということなのだろか?扱いは微妙だ、なんて思ってしまった。
ともあれ、国が進める原子力立地の推進の資料のひとつとして「給付金交付のお知らせ」を記録にとどめておいた。