iPhoneのデザリング機能を使ってみた

April 14, 2015 – 11:14 am

今更ではあるがiPhoneのデザリング機能を初めて使ってみた。
これが、実に、便利。感心した。

実は、光回線といった通常の(有線)ネットワーク回線が利用できない場所に10日間程度滞在することになったのを機会に、娘の MacBook Air を借り、これを iPhone のデザリング経由でインターネットに接続してみたのだ。実によかった。

今回の経験について、デザリングの設定、使用性能、感想などについてメモしておいた。

iPhone とMacBook Airの接続には ①USBケーブルによる物理的な接続、②WiFi(iPhone を発信源とする)、③Bluetooth、の3つの方法がある。今回は、USBケーブルの接続による方法を用いた。USBケーブルの接続によりMacBook Air側からiPhoneに対し電源が供給されるので、この構成だと、iPhoneの電池切れを心配しないでモバイルデータ通信を楽しむことができる。

iPhone の設定: デザリングを行うため、iPhoneを次の手順で設定した。

[設定] –> [モバイルデータ通信] –> [インターネット共有]

「インターネット共有画面」を開き[インターネット共有]をオンにする(スライドボタンにてオン)。

これでUSBケーブル(iPhoneの電源供給ケーブルを兼ねる)により、iPhone経由でMacBook Airはインターネットに接続された状態に、即ち、デザリングが有効になる。デザリング有効時にはiPhone画面上部に 「インターネット共有:1台接続中」の白色の文字が青色の点滅をバックとして現れる。

なお、USBケーブルの接続とインターネット共有をオンとするのは順序を問わない。

MacBook Air側の設定: USBケーブルでiPhoneとMacBook を接続し、デザリングを有効にすると MacBook Air 上のアプリ iPhoto が立ち上がり、iPhone 上の写真の読み込みが開始されることがある。

これは iPhoto の設定で、カメラ接続時に開くアプリケーションとして「iPhoto」が選択されているため。これを避けるには、「iPhoto」に代え「割り当てアプリケーションなし」を選択しておけばよい。

この設定は、iPhotoの [環境設定] –> [一般] で、上述の「カメラ接続時に開くアプリケーション」項目を変更すればよい。

パフォーマンス(インターネットの速度): 私の使っている端末は、iPhone といっても、いまや古くなってしまったiPhone5(au)で、残念ながら今回使用したエリアでは4G LTE がサポートされていない。そのため、利用可能な回線は3Gということになり、性能に多少の不安はあった。

しかし、3G回線という制限があるものの、作業上必要だったWeb操作には、特には、不便を感じることはなかった。YouTubeでの動画を見ることも可能だったのには、多少、驚きを感じた。モバイルデータ通信、恐るべきだ。

因みに、速度を「USENのスピードテスト」で測定してみると、この通信環境で、1Mbps程度でている。

感想:最後に感想を一言。

これまであまり意識してなかったモバイルデータ通信が、既にスマートフォンというかたちで身近にあり、遜色ない性能がでることに驚いた。

10年ほど前、PHSの専用カードを購入し、データ通信を行なったことがあるが、当時の感覚からいうと、モバイルデータ通信の普及、進歩には驚ろかされる。

これから、モバイル通信の現状を少しは調べておかねばと思った次第。


Post a Comment