au iPhone5 を購入・契約した!

April 7, 2013 – 11:53 am

ほぼ1か月前、iPhone5を手にいれた。ちょっとした導入記をメモしておいた。

iPhone5の購入: 7年前に携帯電話を使うのをやめて以来、電話は固定電話ということになっていた。いってみれば、時代に取り残されてしまったということなのかもしれない。最近のモバイル機器普及の流れはすごい。私も、この流れに抗うことができずに、とうとう「最新の」スマフォiPhone5を購入、契約した。

iPhone5の契約は、娘と私の2台分を同時におこなった。娘のスマフォは、まだ、8月までの5か月間の間の分割払いが残っていたが、この際ということで、新たにiPhone5に買い替えた。結構な出費になってしまった。

iPhone5の感想を一言で述べさせてもらうと、なかなか良い。iPhone5に限らず、スマフォ全般についての感想ということになるが、常に持ち歩くことが可能で、いつでもどこでも、インターネットにアクセスできるというのはありがたい。

スマフォは「携帯電話」というより、「携帯コンピュータ」に電話機能などを付け加えたもの、という印象だ。7年前まで使用していた携帯電話とは全く異なる機器といったほうがただしい。

この「携帯コンピュータ」、特別な準備をすることなくすぐ使える。というか、電源は常にON状態で使うのが一般的だ。デスクトップのPCを使っている身にとっては、「革命的」だ。

「携帯コンピュータ」を持つと何がうれしい? 例えば、家電量販店で商品を前にしながら価格の動向をチェックすることだってできる。アマゾン価格と店頭のそれとを比較しながら価格交渉することだって可能だ。小売店にとっては迷惑な話であるが、買い物をする側からすれば「携帯コンピュータ」は実に便利なツールだ。この先、小売店の未来はどうなるのか?なんて、いらぬ心配をしてしまう。

難しい文字入力: ただ、スマフォのような携帯端末の弱点がないわけでもない。文字入力が困難だ。本当に難しい。Twitterなどで文章を入力しようとするには、かなりのスキルを要する。このあたり、私のような年寄にとっては、スマフォを使用するうえで大きな障害になる。

これを解決するひとつの方法はスクリーンを大きくしてやればよい。iPhoneよりiPadを使用するということだろう。

しかし、だ。iPadを使用することで、文字入力は容易になるが、ワイシャツの胸ポケットにいれて使うなんていうiPhoneの携帯性を損なってしまう。どうなんだろう?

GUIと使用マニュアル: iPhoneを使い始めた時点では、MACのインタフェースの流れを汲むGUIには、かなりの戸惑いがあった。この戸惑いも、1週間程度のいたずらで解消。慣れてきた。Appleもなかなか良いのではなんて思ってきた。

折も折、認知心理学の専門家で、マニュアルとかユーザーインタフェースの研究をされている海保博之先生のブログにiPadを新しく使いはじめた経験がアップされているのを見つけた。

そのなかの記述の一部:

なんとマニュアルなし
ほしければダウンロードせよ ということらしい
というわけで、あれこれいじくりまわしながら
腹がたたないように、TVみながらやっている 笑い
当面の目標は、電子本を読めようにすること(3月13日の記事)

それにしても、あれこれやっているうちに
なかがなにやらごちゃごちゃになってしまった
メンタルモデルができない
というより、PCのそれとは違うのかも(3月14日の記事)

苦労されているようだ。

GUIをベースとする機器へのマニュアルの必要がどこまであるのか?機器へのアダプトがどのように進むのか?などなど、iPhoneとかiPadの使用にかかわる経験を整理すると、面白い研究ができるかもしれない、なんて思ったりした。

iPhoneの故障と修理: 最初のほうで書いたように、今回、私と娘用の2台のiPhone5を同時に購入・契約した。

娘用のiPhone5、購入してから2,3日経ったあたりから調子が悪くなってきた。2,3週間経つと、WiFiでインターネットに接続するのは問題ないが、データ通信機能が働かなくなってしまった。当然のことながら、電話機能がなくなってしまった。

auのサポートセンターなどに問い合わせをしてみたが、埒があかない。原因がわからない。

最後の手段。私のiPhone5のsimカードを娘のiPhone5のそれと交換してみた。結果、私のiPhone5は娘の電話番号を持ったスマフォにみごとに「変身」。きちんと動作する。ところが、娘のiPhone5に私のsimカードを挿入したものは動作しない。この結果、どうみても、iPhone5の本体が故障していることが判明。

auのショップで「購入」したiPhone5は、2台のうち1台が不良品ということだったのだ。

ここからが大変。これをauショップに持ち込んだのだところ、simカードを新しいものに交換して動作しないことを確認したのち、ショップの窓口の担当者、「iPhone5の故障は、au ショップではなくアップルのショップが行います」とのご託宣。auとappleの契約で、そのような役割分担になっているようだ。

いくらauとappleの関係を説明されても、ユーザーにとってはとまどうだけだ。iPhone5を私に「販売」したのは、auショップだ。通常の日本の商習慣では、販売した商品が不良品だったら、販売したお店が、新品と交換するというのが当然だ。それもできないようなら、そうした商品を「販売」するのはよしたほうが良い。ここは日本だ。

結局、アップルの系列店で新品と交換することができたのだが、なんとも後味の悪い経験をしてしまった。

故障時の通信費は誰が支払う?: あれこれ話をするなかで、素朴な疑問が生じてきた。「iPhone5が故障して使用できなかった期間の通信費は誰が支払うのか?」ということだ。

今回の私が経験したiPhone5の故障は、製造者側の責任だ。それを販売したauは、契約時点から(一般的には固定の)通信費を徴収している。故障のため、機器が使用できなくなっていた期間の通信費は、ユーザーに払い戻すのが筋ではないのか?

auショップの窓口でいろいろ聞いてみたが何の返答もない。アップルのコールセンターでも、このあたり尋ねてみたが、明確な返答がない。

この記事をapple関係者、au関係者の目に触れることもあるかもしれない。このあたり、きちんと返答してほしいものだ。あまり期待できないかな?

auのiPhone5 用LTE電波は限られた地域のみ受信可: auへの不満を述べたついでに、もうひとつ。LTEの利用可能エリアについての不満。

iPhone5の売りのひとつはLTEで高速通信が可能になったということ。確かに、私が契約した東京のauショップでは、これが可能だった。うまく動作した。

ところが、だ。

私の居住する茨城県の地域では、auの「通常の」スマフォで用いているLTEの電波は利用可能だが、iPhone5用のLTE電波は使用できない。契約時に、私の茨城県の住所を登録したのではあるが、そのあたりの説明はまるでなし。料金だけはLTE利用可能ということで高く設定されているのに、利用できないのは、どういうことなのか?

auショップの窓口担当者は、みなさんパートとかアルバイトの御嬢さんが主のようだ。マニュアルに書かれている料金体系の説明だけが、彼らの仕事と割り切れば、不満に思うこともないのだが・・・。

あれこれ書いてきたが、iPhone5の性能そのものより、ユーザーを大事にしない体質が、Appleの足をすくうことになるのでは、なんてつまらないことを思ったりした。auもiPhoneの取扱いを始めたのは勇み足かな?なんて思ってしまう。いらぬお世話かもしれないけど・・・。

私のiPhone導入記、いろいろあるが、今回はこれくらいにしておこう。


Post a Comment