鬼怒川の堤防決壊が我がブログにも波及

September 12, 2015 – 10:16 pm

一昨日、鬼怒川の堤防が決壊し茨城県常総市は大変な被害を蒙った。50年に一度の豪雨になると、あらかじめ警報がでていたのではあるが、ここまで大変なことになるとは誰が想像しただろう。

思いもかけなかったのであるが、この惨事が我がブログにも波及した。過去に書いたエントリのひとつに、我がブログにとっては大変な数のアクセスがあったのだ。こんなところにも大水害の影響があるのには驚いてしまった。

ブログ訪問数の激増
このブログサイト Yama’s Memorandum は、私が自宅に設置しているサーバーから発信している極めて弱小な独立系サイトだ。このブログへの訪問者数、大体300~400程度(botとかspamは当然除く)。サーバーを動作させるための電気代などを考えると極めてコストパフォーマンスに問題があるサイトだ。これに、短時間で1000を超えるアクセスがひとつのブログ記事に集まったのだ。

このブログへのアクセス状況は必要に応じて監視できる仕組みにしている。このアクセス監視ツール上で、一昨日夕方から、4年も前に書いた記事「東日本大地震・個人的体験(ハウスメーカーの対応) 」への通常では考えられないような多数のアクセスがあることに気付いた。

extreme_trackingアクセス数が我がサイトにとっては異常であることを示すために、アクセスの経時変化が記録されている「eXRreMe Tracking」の表示の一部をコピーしたものを右に示す。日々のアクセス数を示す Visitors per Day グラフ上で、一昨日のアクセス数が突然大きくなっていることが見て取れるだろう。

アクセスが大きくなったブログ記事は4年半前の大地震の際の経験をまとめておいたものだ。どちらかというと地味な内容で特別注目を集めるような代物ではない。そんなこともあって、これはなんらかの不正アクセスの兆候ではないかと、当初、疑いを持った。

鬼怒川の堤防決壊報道が我がブログへのアクセスに
詳細を知ろうと、そのReffererを見ると、t.co。Twitterのなかで、我がサイトが引用されているらしいことがわかった。対応するTwitter記事を探してみると、実に、テレビの実況中継で、鬼怒川の堤防決壊で濁流のなかで残っている建物が我が家と同じ旭化成の「ヘーベルハウス」ということで、上述の記事を紹介していることがわかった。

テレビ中継の濁流のなかに残っている建物が「ヘーベルハウス」である(ようだ)という情報がtweetされたが、そのなかのひとつに我がサイトのブログ記事のURLが含まれていた。そのtwitter 情報が、まわりまわって我がブログサイトに大量のアクセスを生んだようだ。

ネット時代の情報伝達
ネット時代の情報伝達の「すごみ」というものを垣間見たような気がした。

しかし、この情報の伝わり方、単純に喜んでばかりはいれないなんて思った。濁流のなかの建物、本当にヘーベルハウスかどうか、確証もない。不確かな情報が、あっという間にひろがるのもネット時代ならではということかもしれない。


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