Archive for the ‘身の回り・時事・雑感他’ Category



高齢者の定義

Saturday, June 29th, 2024

日経電子版(5/29 5:00配信)に「高齢者、いつから? 若返りで定義見直しの動き」と題する解説記事がでていた。なかなか、面白い記事と思ったので、気づいたことメモしておいた。

記事のリード文を以下に転載:

「高齢者の定義を5歳引き上げるべきだという提案が政府の会議で持ち上がったそうだね」「そういえば高齢者って、いくつからなのかな。元気なシニアが増えているから、もっと働けということ?」

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年金生活者に対する定額減税 – 調べてみた

Monday, June 10th, 2024

6月から「定額減税」が実施されるようだ。給与所得者に対しては、源泉徴収される所得税と住民税から一定額が控除されるという。

控除される金額は、以下:

私の世帯の場合、私と扶養対象の妻の二人に対し、総額(所得税+住民税)8万円が「減税」されるということになっている。

ところで、私のような年金受給者は、この定額減税の恩恵を受けることができるのかどうか、よくわからないことが多い。何しろ、受給している年金額がそんなに多くないので、源泉徴収されていない。これから一定額控除といっても、控除する対象がない。
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素人的経済観測: 我が国は「再建取り崩し国」へのとば口にいる?

Tuesday, June 4th, 2024

昨日の日経朝刊(6/3付け)の一面トップに「円の警告 国富を考える(1)人材・防衛…そがれる国力 通貨急落、成長描き直せ」と題する解説記事がでていた。この記事、日本経済の現状をわかりやすく示しているように感じた。

右図は、この日経記事に掲載されていた1960年から現在までの、わが国の国際収支の変化を表したものだ。ここには、国際収支発展段階説に基づき、それぞれの時代が「経済の成熟度」のどの段階なのかが合わせて示されている。

この図で示されているとおり、80年後半から貿易収支と経常収支が乖離し始め、2010年以降になると、貿易収支の赤字が定着してしまうが、経常収支は黒字を維持している。今のとこ世界第一の債権国である我が国は、貿易ではなく海外での儲けで生き延びていることがわかる。よく言われてきたことであるが、「産業の空洞化」と言われる状況がこの図から読み取れる。 (続きを読む)



気になったニュース: 手作り漬物の販売が難しくなった?

Monday, June 3rd, 2024

日経の朝刊(6/3付け)に「手作り漬物、販売岐路に 衛生管理の国際規格が全面義務化 伝統と安全どう両立、設備投資の個人負担も」と長いタイトルの記事を読んだ。

この記事のリード文を以下、転載:

6月から漬物の衛生管理が厳しくなった。相次ぐ食中毒を受けて法律が改正され、販売する場合は国際基準に沿った営業許可の取得が義務化された。管理記録の作成に加え、設備投資が必要な場合もあり、副業としてきた個人農家の中には販売を諦める人もいる。

この法改正、白菜の浅漬けが原因で腸管出血性大腸菌O157による集団中毒をきっかけとするものだという。
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気になったニュース: 「新電力」にかげり?

Saturday, May 25th, 2024

日経電子版(5/25 5:00配信)に「家庭も新電力離れ、23年は初の流出超 料金競争に息切れ」という記事がでていた。

この記事、もてはやされていた電力自由化が失敗だったということなのかと思った。

記事のリード文を以下、転載:

家庭向け電力小売りで新電力の苦境が鮮明だ。2023年には電力自由化以降で初めて大手電力に対し顧客が流出超になった。ロシアによるウクライナ侵略などを受けた燃料高で従来の価格競争力を維持できなくなった。現在は単価の変動を抑える固定料金や電気利用の予想データを提供する企業が注目され、競争の軸足が変わりつつある。

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