海外旅行中の現地通貨取得 –現地のATMを利用する-

September 5, 2013 – 3:48 pm

海外旅行をするとなるといつも気になるのが外貨の購入。
昨年の暮れに、「海外旅行の外貨 両替 外貨預金の活用が便利」を書いた。ここで書いた方法、米ドル、ユーロの取得コストを抑えるという点では有利だが、英ポンドなど他の通貨の購入については必ずしも有利ではないことがわかった。
いろいろ調べてみると、海外でATMを活用する方式がかなり有利で便利なことを理解した。このあたりを簡単にメモしておいた。

plus_markATM 国際ネットワークの利用: 一部銀行のキャッシングカードとかVISAクレジットカードの裏面に右に示すようなロゴがついているものがある。このロゴ、そのカードを国際キャッシュカードとして利用できることを示している。この仕組み、Visa Internationalが運営している。

PLUSマークのついたATMで、PLUSマークのついたクレジットカードあるいはキャッシュカードを使うと現地通貨を引き出すことができる。

銀行の発行したキャッシュカードを用いて通貨の引き出しをすると、現地通貨はその時点の(VISA の定めた)為替レートで対応する日本円と手数料が、「即座に」(日本国内の)銀行口座から引き落とされる。この方式だと、口座残高か、あらかじめ設定した引き出し限度額の範囲で引き落とすることができる。

クレジットカードを用いて現地通貨を引き出す場合、通常のクレジットカードを用いたキャッシングと同様の「借入れ」の扱いとされる。但し、「借入れ」金額は、現地通貨をその時点での為替レートで換算した日本円となる。当然のことながらこれに借入れ利息が加わる。

cirrus_logoPLUSマークのほかにも同様なATMネットワークとしてCirrusがある。右に示すようなロゴがカード裏面にある銀行キャッシュカードあるいはクレジットカードがある。

新規にカードを作ることができる銀行は?: PLUSマークが付加されたキャッシュカードを、現在、新規に申し込みできる銀行には、この記事を書いている時点では、新生銀行とシティバンク銀行のふたつがある。このうち、私が経験した範囲では、新生銀行のキャッシングカードは窓口で即日交付してくれ、特別な手数料がない。かなり便利だ。

海外旅行では、トラブルに備えて、何種類かの互いに独立した現地通貨確保の方法を準備しておくことが必要だ。一昔前は、クレジットカードに加えて、トラベラーズチェックなどを活用していたが、ここで紹介した現地のATM活用する手段を持つのは、とても便利だと思う。

なお、利用に際しての注意点とか手数料など詳細はこのサービスを行っている金融機関に問い合わせてほしい。


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