コロナウィルスの検査法と役割

February 14, 2021 – 10:39 am

新型コロナウィルスへのワクチン接種が我が国でも始まるようだ。

待ちに待ったワクチン接種の開始、喜ばしい限りだ。ただ、ワクチンが行き渡るのは、かなり先の話になるという。政府の計画は、「21年前半までにすべての国民に提供できる数量の確保を目指す」というとのこと、この調子だと、7月のオリンピックのには間に合わないのではと思ってしまう。

次善の策として、コロナウィルスへの感染の有無を把握するための検査システムを強化するということになるのだろう。

先週読んだ宮坂昌之著「新型コロナ7つの謎」で紹介されていた新型コロナウィルスの検査方法についてメモしておいた。個人的に理解を深めるために、以下にアップしておいた。

新型コロナウィルスへの検査の方法と役割を分類すると次のようになりそうだ:

  1. 検査時点でのウィルスへの感染の有無を調べる
    • PCR 検査:
       -採取した検体から目的とする遺伝子配列を増幅し、ウィルス遺伝子の
       有無を把握
       -感度、特異性ともに極めて高く、最も信頼性が高い
       -新型コロナの場合、感染していても検体のなかに十分にでてこない
       -ウィルスが存在しながら陽性にならない「時間的空白」が存在
       -遺伝子の有無把握するも直接には感染性を表すものではない
    • 抗原検査:
       -ウィルス粒子上の抗原(タンパク質)を検出
       -PCR 検査ほど高感度ではない 
        
  2. 過去の感染有無(感染歴)を調べる
    • 抗体検査:
       - 必ずしも過去に感染したのではなくて、現在、感染中であるという
       可能性もある。
       - 一度できた抗体の量が時間経過とともに減って、感染回復後に陰性
       になることがある。
       

PCR 検査を「陰性証明書」として用いることができる?: 
 PCR 検査にはウィルス感染をしていても陽性にならない時間的空白がある。このため、ウィルスへの感染を証明することにはならない。

 ウィルスへの「感染」の有無の識別は70%程度の確率。

 PCR検査を広く薄くやることにはあまり意味がなく、むしろ、必要な人に必要なときに迅速に、そして必要な回数を行うことが大事であり、まずはそのための体制を整えることのほうが大事。

まとめにならないまとめ
「新型コロナ7つの謎」を読みながらメモを作ってみようとしたのだが、よく理解できないことが多いというのが実感。

あらためて勉強する必要があることを認識してしまった次第。

まとまりのないメモになってしまった。
 

 


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