気になったニュース: 「フランス、パリなどで夜間外出禁止大統領『感染第2波』」
October 15, 2020 – 10:07 am今朝の日経電子版(10/15 7:27更新)に「フランス、パリなどで夜間外出禁止大統領『感染第2波』」との記事がでていた。また、フランス2のニュースではマクロンのインタビューを流していた。ヨーロッパにおける新型コロナの流行が再び深刻になってきた。
上記の日経記事のリード文は以下(転載):
フランスのマクロン大統領は14日、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているとして、パリなどで午後9時から翌午前6時までの外出を原則禁止すると発表した。経済復興を優先しようと厳しい対策に慎重だったが、重症者の増加などを背景に方針転換を迫られた。
同じく日経電子版(10/15 7:23更新)では「欧州が再びコロナ感染の中心に 感染者数、アジア上回る」としている。上掲の図はこの記事から転載したもの。
二つの日経電子版の記事ともヨーロッパの感染者が再び急増しており、コロナ対策が強化されていることを報じている。
今回の感染の増加は、今夏のバカンス時の旅行解禁が主な原因なのではと推察する。ヨーロッパにおけるバカンスは、我が国の「お盆休み」に相当するもので、旅行者の増加と期間はそれを大きく上回るものだ。
我が国の今年の「お盆休み」は、コロナの蔓延を警戒し、かなり抑制することができたが、ヨーロッパの場合、バカンスシーズンの始まりあたりに感染者数が少なくなっており、一挙に人の往来が増加したに違いない。とにかく、人間の移動が大きくなると、コロナは拡大することになる。
日本では、少し、コロナの感染者数が、このところ横ばいになったことを受けて、「GoTo」キャンペーンでひとの往来を増加している。これが、我が国の感染者数の増加をもたらすかどうかは定かではないが、注意するに越したことはない。
ここで心配になってくるのが来年の夏に計画されているオリンピック。ヨーロッパがこの調子だと、オリンピックに来日する外国人観光客の増加は日本でのコロナ感染拡大をもたらすに違いない。
オリンピックはやるとしても、「無観客」あるいは「外国人観光客抜き」でやるしかないのではないかと思う。はしゃいでオリンピックをやって悲惨な「祭りの後」なんてことになってはたまらない。