2011年を迎えて-思いつくまま-

January 2, 2011 – 5:48 pm

あけましておめでとうございます。

2011年が明けた。年が明けたからということで何かが変わるというものではない。強いて言えば、壁に掛けているカレンダーが新しいものに変わる、いう程度のことか。

とはいうものの、少しは、新年を迎えたということで、今年やれればいいな、ということを書き連ねておくのも悪くはない。

我がブログの昨年のエントリーを眺めてみると、最初のエントリーは1月12日の「日本航空もここまでだな!」。結局、「株主の責任」とやらを取らされて、手持ちの日本航空の株券、紙くずと化してしまった。株主としての見通しの悪さが原因とはいえ、新しい年2011年は、このような事態にならないよう、少しは注意深く生きていかねばならない。

このエントリーを読み直してみて、鳩山前首相が「一般論として株主もそれなりに責任はある」というセリフを吐いていたことを思い出した。なんともご立派なご意見。もう、民主党なぞに、だまされないぞとの思いを新たにしたところだ。

それにしても、毎年受け取っていた日本航空のカレンダーが今年は届かなかったのは、少し寂しい。

HTML5への期待: 昨年の暮れからHTML5関連の記事を眺めている。これらをざっと見て、今年2011年は、Webの姿に大きな変化の年になるかもしれないとの感想を持った。

Tim Berners-LeeがWorld Wide Webを「発明」してから20年がたったという。これを記念したのかどうかは知らないが、Scientific Americanの2010年の12月号に「Long Live The Web」という記事が寄稿されている。Web技術、わずか20年で世の中に大変革をおこした。これだけの技術に出くわすなんて、そんなにはないのではないか、と思う(言いすぎ?)。

20年という節目を迎え、このWorld Wide Webの姿もHTML5標準化作業で異なった展開をするのではないかと感じる。計算機のユーザーインターフェースは、このHTML5により、ほぼ完全にWeb上で実現されてゆく。以前、勤務していた会社で、それなりのシステムのユーザーインタフェースを製作していたが、そのとき感じていた困難は、この新規格のもとで、解決、吸収することができる。

HTML5の最終的な形は2012年に決まると予定されているようだ。多分、2012年を待たずして、今年2011年には、ほぼ決まってしまうのではないか、と予想する。ブラウザの標準化からはずれるのが常であったMS Internet ExplorerもIE9のベータ版ではHTML5に沿ったものになっているようだ。また、最近話題のタブレット端末もHTML5に準拠した動きになっている。

話はずれるが、IE9のベータ版、いろいろトラブルありそう。WordPressの編集画面がVisualモードで動かないぞ!私だけの話かな?

それはそれとして、Web技術の進展について、このブログ上でも、フォローしてゆかねばと思う次第だ。

クラウド技術: ここ数年、「クラウド」なる用語を頻繁に聞く。このクラウドが何をさしているのか、私にとっては不明であったが、どうやら「計算機リソースの集中化」ということでくくれるようである。私のように、自宅にサーバーを立ち上げ、「独立系サイト」を運用するなどというのは、クラウド化の流れなかでは時代錯誤といわれてもしょうがないような気もしなくはない。

「自宅にサーバーを立ち上げるなんてのは単に電気代の無駄」などという意見も聞く。サーバーの運用に必要な計算機リソースは、「クラウド」を通じて安価に手にいれることができる、というわけだ。また、サーバーを運用するのに最低限必要なセキュリティ上の配慮も、集中管理されたいわゆる「クラウド」を活用すれば、もっと安全に、かつ効果的ということのようだ。

果たしてそうであろうか?今や、クラウド、言い換えると「集中化」の時代なのであろうか?

サイト運用に必要なコストを比べてみるとどうなのか?自宅にサーバーを立ち上げ、独立系サイトを運用するのに比べ、クラウドを活用するのが経済的といえるのか?

自宅にサーバーを設置するということが計算機技術の進展を、私自身が、フォローしてゆくという面からみて意味がないのか?などなど検討してみたい。

私の立場は明らか。自宅サーバー、かなり意味がある、といったものだ。そのあたりをはっきりさせるようなエントリーを書いてゆこうと思っている。

少し話しは逸れてしまうが、クラウド技術の何たるかを知るという意味でも、クラウド技術の基盤である(と思う)仮想マシンについて、今後、いろいろ試してみたい。

ということもあり、昨年暮れに、Core i7の新マシンを購入した。

計算機技術を、自宅にサーバーを立ち上げる過程で学ぶという観点で、考えると、今年2011年はワクワクする年になりそうだ。これだけは確実。

その他考えること: 6年前、想像もしていなかったような大病を患った。いわゆる「(血液系)がん」とよばれる病である。この1月で発病から数えて、ちょうど6年が経過した。「がん」の進行状態はステージⅣで、Web上で調べた医学情報では5年生存率は10%以下ということであった。

約8ヶ月の入院治療ののち5年前に退院したわけであるが、その後、ほぼ確実だろうと覚悟していた「再発」もなく元気に今日を迎えることができた。私にとって、夢のような状態である。

「闘病」生活のなかで、Webによるさまざまな情報、医学情報はもちろん、同じ病気の人々によりアップされた情報はにより助けられたとの思いがある。

5年が経過したという節目であるし、「闘病」時の経験をアップし、同じ病気を患っているひとびとに役立つ情報を提供できるのではないか、と思っているところだ。

とにもかくにも、今年が明るい有意義な年になればと思う。

今年も、まとまりのない話からスタートしてしまった!


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