気になったニュース: スマホに「5G」は時期尚早だよね!
October 30, 2020 – 5:45 pm今話題の「5G」対応スマホ、やはり予想どおり苦戦しているようだ。私の予想通りの展開ではと思ってしまう(「スマホが5G対応になると何がいい?」参照)。
日経電子版(10/30付け)に「韓国で『5G』離れ 64万人がLTE回帰」という記事をみつけた。
この記事のリード文を以下転載:
世界に先駆けて高速通信規格「5G」を商用化した韓国で5Gの解約が増えている。サービス開始から1年半がたつのに、今もつながるエリアが限られ、売り物の「超高速」をなかなか体感できない。期待を裏切られた消費者がLTEに回帰しているのだ。
デジタル化世界一を標榜する韓国、5Gの対応エリアが限られているのに「世界最初の5G商用化」を声高に叫んでいた。インフラ整備もできない状態で5G対応スマホに飛びつくなんて、「駄馬の先走り」といったら怒られるかな。
5Gの性能を出そうと思ったら電波の周波数帯を適切なものに整えなければならない。高い周波数帯の電波は低周波数のものに比べ到達距離が短くなるわけだから、当然、基地局を多数整備しなくてはならない。IoT用に限られたエリアで利用するには良いが、スマホのように全国どこでもつながるようにしようなんて思うとそう簡単なことではない。
我が国の携帯各社、韓国の惨状を他山の石に、腰を落ち着けて5Gの性能が発揮できるようなインフラ整備を進めていってもらいたいものだ。
5G対応スマホ(イPhone12など)は、当面、5Gの高速性能より高機能カメラに期待するのがよさそう、なんて思ってしまう。