気になったニュース: 「有事は買い」 ピンチはチャンスってことかな?

February 1, 2020 – 10:00 am

このところ、ニュースのヘッドラインは中国武漢発の「新型コロナウィルス」で持ち切り。何か、この世の終わりのような雰囲気にもなっている。何年かに一度は、世界中がこんな雰囲気になる。

今回の「新型コロナウィルス」の発生は、中国湖北省からの入国を拒否なんて話に発展してきた。今や、世界中で中国との行き来を全て規制するという動きだ。こうした対応が正しいものなのか、あるいはオーバーリアクションなのかは定かではないが、不安が不安を生んでいるのは事実だ。

そんななか、今朝の日経(2月1日付朝刊)に「『有事は買い』じわり 中国景気対策の期待も」とタイトルされた記事がでていた。記事のリード文を以下転載:

「有事」は買い向かえ――。戦争や自然災害などでしばしば引き合いに出されるこんな相場格言。過去の株価の動きを分析すると、実は感染症リスクにも通用する。新型肺炎を巡る不安に注目が集まりやすい地合いだが、水面下では投資家たちが買い場を探り始めている。

先週の株価の動きは不安定。基本的には下落の傾向にある。日経電子版では、「NYダウ急落、603ドル安 新型肺炎の懸念強まる」なんてニュースもある。

そんななか、上述の「楽観的」なニュースだ。ありていに言えば「ピンチはチャンス」ということなのか、あるいは「風が吹けば桶屋がもうかる」という類のことなのか、定かではない。

どうも、投資家のなかでは、「『有事』を巡る経験則」があり、「軍事紛争や災害などは景気変調にはつながらず、株安はむしろ買い場となることが多いとされる。この法則が実は感染病にも当てはまる」ということのようだ。

右図は、これまでの「有事」と株価の動きをプロットしたもの(上述した日経記事から転載)。この図を見ると、確かに「有事」では一時的に株価の低下はあるものの株価自体は戻っているように思える。

このニュースから、何が起きても「冷静に対処」することが大切のようだ。ピンチをチャンスに変えるくらいの気概がないと投資なんてのはできないものと、改めて思ったりする。

どうも、気の小さい私のような人間、とても投資なんてものに乗り出すことはできないと思った次第。
  


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