イタリア旅行2018(帰国後感想編3) Booking.comの利用
October 19, 2018 – 4:47 pm今回のイタリア旅行でもホテルの予約はBooking.comを利用した。とても便利な仕組みだ。
Booking.comなどの予約システムを成り立たさせるためにいろいろな仕組みが準備されている。そのひとつに「事前承認」という仕組みがある。これは、「クレジットカードの有効性確認および予約保証のため、宿泊施設が所定額を一時的に確保する」というものだ。
この事前承認という仕組みとのかかわりで多少の経験をした。メモしておいた。
Booking.comといったホテル予約システムを利用することで、旅行社のお世話にならないで旅行日程を組み立てるのも旅行の楽しみのひとつだ。宿泊料金とかを空室情報が容易に手にはいり判断の助けになる。
旅行の日程が確定していなくてもひとまず宿泊場所を確保しておくことも可能だ。ホテルによって多少の違いはあるが、宿泊日の2,3日前まで予約をキャンセルすることは可能で、Booking.comのHP画面上のボタンひとつで簡単にできる。
キャンセル可能な予約の場合には多少割高になるのだが、代金の支払いはホテル宿泊時に行なえばよい仕組みになっている。
ただ、キャンセル可能日前にキャンセルしないで、宿泊しない、いわゆるノーショウというときには、当然のことながら、ホテル側は宿泊代金相当額の徴収をすることができる。これを可能にするのが、「事前承認」という仕組みだ。
Booking.comのHPには「事前承認」について次のように説明されている:
事前承認
クレジットカードの有効性確認および予約保証のため、宿泊施設が所定額を一時的に確保する場合があります。全額返金されますのでご安心ください。
心あたりのないデビットカードの支払い通知:
旅行に出発する前日9月28日にe-Mailで「心あたりのない」Visaデビットの支払い通知があった、デビットされた額は13,652円。取引明細書を見ると、「取引内容」は「Visaデビット」となっており、不明。ただ、海外での取引に特有の「現地手数料」という項目があり、取引が海外のものと理解。
この13,650円という金額について思いあたるふしがあった。今回の旅行でイタリア到着日に宿泊予定のミラノ・マルペンサ空港近くのホテル(Idea Hotel Milano Malpensa Airport)の宿泊料金にほぼ対応する。さらには、イタリア現地時間28日午前0時からキャンセルが有料(宿泊料ほぼ全額)に変わる節目だ。恐らく、このIdea Hotelがキャンセルに備え事前承認措置をとったものと理解した。
29日イタリア到着後、前回書いたように予定通りこのホテルに宿泊。翌朝のチェックアウト時には支払いを済ませた。
ところが、だ。帰国した10月8日に銀行口座の入出金を確かめてみると、このホテルの事前承認措置でデビットされた13,652円は返金されていない。Idea Hotelのチェックアウト時の支払い分はデビットされているのに事前承認措置分(と考えたもの)は返金されていないのだ。多少いやな表現になるが、Idea Hotelの料金は「二重取り」となっている。
この「二重取り」状態が解消したのは実に昨日。ちょっと安心したところだ。それにしても、20日間にわたって「二重取り」状態が続いていたのには驚きだ。
ホテル側がキャンセル料を確保するという意図は理解するが、この調子で全てのホテルが「二重取り」をするような事態になるのはいかがなものか、と思ってしまう。
今回の予約にはデビットカードを使用した。これが多少の「混乱」を招いたのかもしれない。通常のクレジットカードであれば、こうした事態は表面化することはなかったのかもしれない。
便利なホテル予約システム、新しい決済システムとの関わりでいろんな問題も生じるのかもしれない、と思った次第。