イタリア旅行2018(帰国後感想編4) ドロミテ街道経由でベネチアへ
October 28, 2018 – 2:41 pmミラノ・マルペンサ空港近くのホテルを早朝６時過ぎに出発し、ドロミテ街道を経由してメストレ（ベネチア近郊）までの約600Kmを一挙に走り抜けた。メストレに到着したのは19：00過ぎ、夕闇近い時間になっていた。
上掲の図はミラノ（マルペンサ国際空港）からベネチア（メストレ）までの経路。Google Mapsに出力した画像をコピーしたもの。図でわかるように全行程ノンストップで8時間半を要するものだ。これを一気に走り抜けた。多少無謀と思わなくもないが、なんとか、「無事」走り終え、大満足だ。
天気予報を頼りにドロミテ街道に：
ドロミテの観光シーズンはおそくても9月中旬までで、今回の私たちの旅行した10月初めはすでにシーズンオフ。それもあり、この時期のドロミテ情報はネット上でもあまり見当たらなかった。それに、10月初めということになると、当然のことながら標高の高い地域では初雪ということもありうる。ドライブ途中に雪に遭遇ということになれば大きな事故にもなりかねない。
ということで、ドロミテ街道のドライを敢行するかどうか随分悩んだ。結論は、「お天気次第」でということにした。街道近辺の天気がよく、見通しがよければ、険しいドロミテ山塊の景色が楽しめるはず、1日に600キロという長距離のドライブも、安全に、楽しめるのではないかと考えた。
イタリア到着時にドロミテ街道沿いのカナツィの天候を確認すると、「晴れ時々曇り」。なんとか天候が持ちそうということで、ドロミテ街道ドライブを敢行。結果、快晴のなか、ドライブすることができた。
マルペンサからCanatzei：
ミラノ・マルペンサ国際空港からA4にのりVerona方向にまっしぐら。Verona手前でA22に乗り換えBoltzano方向に北上。ガイドブックなどでは、BoltzanoからCortina D’Anpezzoまでを、直線距離にして100キロのドロミテ街道(Starada di Doromite)と解説してあるが、我々はBoltzanoに至る前に、迂廻路を通ってCanatzeiを目指してドライブ。
お昼前に Canazeiに到着。シーズンオフということもあり、観光客も少なかった。大きな駐車場も管理人もおらず無料で駐車できるような状態だった。食事をしようと、ホテルのひとつに行き、食事ができるかどうかを聞くと、「12時から開くので近所を散策してきたら」という調子。それなりの規模のレストランであったが、客は、私たち3人だけ。
レストランでメニューを見ると、考えていた軽食といったものはなく、きちんとしたコース料理のみ。場違いなレストランに入ってしまったと思ったのだが、メニューのなかにはないスパゲティをたのんでみると、特別に作ってくれた。このスパゲティが実に美味しかった。やはり、イタリアはパスタの国だ。
ポルドイ峠（Passo Pordoi)
Canatzeiの中心地を出発して、ドロミテ街道の峠で最も標高の高いといわれるポルドイ峠に。
ポルドイ峠からSass Pordoi山頂まではロープウェイで登れる。10分くらいであっという間に山頂の山小屋に到着。この山頂、標高２，９５０ｍ。山頂からは、３６０度のパノラマを楽しむことができる。
今回の旅行で、私が最も楽しみにしていたところだ。時間さえあれば、トレッキングなんてのもできるのだが、短期間の駆け足旅行では、快晴のSass Pordoiをロープウェイで登っただけでも幸運だった。
以下、ロープウェイの往復チケットの裏と表。そして頂上からとった写真を貼っておいた：
Sass Pordoi 山頂 ロープウェイ往復チケット
山頂から望む（パノラマ仕立て-1
山頂から望む（パノラマ仕立て-2
崖っぷち！？の勇姿
