気になったニュース: ドコモとKDDI 、携帯解約を難しくしてた?!

February 28, 2021 – 11:03 am

日経電子版(2021年2月26日 22:56 (2021年2月27日 0:50更新))に、NTTドコモとKDDIが携帯の解約手続きを困難にする方策をとっていたとの報道があった。

記事のタイトルとリード文は以下(転載):

携帯解約ページ、検索表示させない設定に ドコモとKDDI
NTTドコモとKDDIが携帯電話の解約手続きを紹介する自社のホームページを検索サイトで表示されないように設定していたことが、26日わかった。総務省が同日開いた乗り換え手続きの円滑化などを議論する有識者会議で明らかにした。両社とも現在は非表示の設定を削除している。


このニュース、「携帯乗り換え」に限らず、ネット上の有料サービスの契約上の問題として大きなことではないかと思う。

ネット上の有料サービスの多くでは、サービスに対する課金を「カード決済」という方法で行っているものが多い。この課金方式のもとでは、クレジットカードが登録され、利用者が解約手続きを行なうまでの間、自動的に利用料金の引き落としが行われることになる。

こうした契約をする際には、解約手続きがスムーズに行われることが、最低限、必要だ。解約手続きに加えて、一定期間の休止手続きといったものもきちんと行われるような仕組みも、当然、必要だ。受けたくない、あるいは受けてないサービスに対して料金の請求などは許されるものではない。

今回のNTTドコモとKDDIについては、(グーグルなどの)検索サイトを通じて解約手続きを調べようとすると、ヒットすべきサイトを表示しないように設定されていたという。一度獲得した顧客を逃さないために、ある種の「情報操作」をしていたというのだから、かなり悪質だ。

実に、姑息な手段を用いたものだ。
 

  


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